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市販類似薬は保険対象外 病院処方の風邪薬など 医療費抑制へ政府調整
三浦 健太郎医療法人 みうら内科循環器科 理事長
「フェキソフェナジンはOTCがあるから、オロパタジンにしとこっか」とか、「ファモチジンはOTCがあるから、エソメプラゾールにしとこっか」とか、回避の方法は思いつきます。本論とはずれますが…
ただ、ご高齢の方ほど、「国のきまりで…」というセリフは効果がある。いろいろ丁寧に説明するより「湿布はきまりで、70枚までしかだせないんですよ。」というと納得してもらえることもしばしばです。
まあ、初めから風邪とわかれば苦労しないんですけどねぇ〜 気管支喘息発作とか急性喉頭蓋炎とか、確率低いけどあるわけで…
反対してるわけではないんです。限られた財源のですから。与えられた条件で、目の前の患者さんの役に立つことが我々の仕事です。
かぜを引いただけで、医師から119錠もの薬が処方されるとは……(山田 悠史)
三浦 健太郎医療法人 みうら内科循環器科 理事長
うわぁ〜 カロナールを500mg 3錠に変更、メジコンをフスタゾール6錠に変更して、錠数そのまま119錠を先日処方したことを思い出して、複雑な気持ちになる…
マジレスすると、院外処方なので処方錠数によってクリニック経営はあまり左右されない。来院患者数の影響が大きい。「あそこのクリニックは薬を全然だしてくれない」といった噂話の方がずっと恐ろしい。
正直、「生姜湯でものんで、しっかり休んでください。」と言いたいところだが、「どうしても明日の仕事は休めない。」「明後日の期末テストには間に合わせたい。」といった純粋な医学的でない要因でのリクエストが飛んでくる。そんな患者さんに、内服薬を処方しないという選択肢も取れないことはないが、どれくらい一人ひとりに時間をかければいいのか…
ときに、外国の方から「私の症状なら抗生剤はいらないでしょ」みたいな反応をいただくと、諸手を挙げて「そうなんですよ。そういうコンセンサスはどのように身につけられたのですか。」とききたくなるが、それも日々の忙しさを理由に「おだいじに」に変わってしまうorz
健保連 75歳以上の窓口負担 2割に引き上げ提言へ
三浦 健太郎医療法人 みうら内科循環器科 理事長
個人的には「国民皆保険制度」が続いてくれればいいなと思っています。そのための手段として、年齢問わず一律窓口負担3割は検討に値すると思います。
ただ、それだけで解決する問題ではない気がする…
たとえば、入院医療については大規模病院の多くはDPCを導入し、出来高で保険請求しない方式となり、過剰診療にならない方策がすでに取られています。将来的に、外来診療にも同じ方式が導入されれば、支出は抑えられる。
ただし、その制度の間にはまり込み不利益を被る人には丁寧な対応が必要だと思います。
自己負担さえ上げれば、すべて解決ではない。
受診抑制をかければ、一時的な抑制はかかるかもしれないが、根本解決ではなさそう。適切なところに、適切な医療が届き、過剰なところには、正しく抑制をかけるべきと考えます。
まあ、その方法が難しいから、議論になるわけですが…
ただ、コメント欄に散見される「暇な高齢者が集まっている」といった状況は、介護保険本格導入後、あまり見れなくなった印象です。
(開業医の立場からは、とっても言いにくい話題…)
NORMAL
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