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サウジ皇太子が記者殺害命令 CIAが結論付け、米紙報道
共同通信
塩崎 悠輝International Islamic University Malaysia 助教授
決め手になったのは、まずトルコ政府が保有していてCIAに提供した、在イスタンブルのサウディアラビア領事館で実行犯たちが交わした会話の録音(当初は、殺害実行中の録音7分があるとされていましたが、事前の打ち合わせの録音15分もあるとのことです)と実行犯たちがサウディアラビアの首都リヤードに電話した会話の記録(19回の通話がありましたが、内4回は、ムハンマド王太子の最側近、サウード・アル=カフターニーとの通話であるとのこと)です。これに加えて、CIAは、ムハンマド王太子の弟で、駐米国大使であったハーリド・ビン・サルマーンのカショギー氏との電話記録も根拠としています。  CIAの発表は、トランプ大統領も了承していると考えられますが、これを受けて、米国政府としても何らかの追加的措置をとらざるをえないでしょう。米国政府内では、ボルトン国務長官を筆頭に、ムハンマド王太子の責任を否定したいスタッフもおり、トランプ大統領もそちら寄りであるように見えました。ボルトン国務長官らは、イランとの敵対を最優先しており、これはイスラエル政府の要望に沿ったものでもあり、イランと敵対するうえでサウディアラビアとの同盟関係が必須であるとの考えのゆえに、ムハンマド王太子をかばおうとしてきました。
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【結論】なぜあなたは投資に失敗するのか
NewsPicks編集部
柴山 和久WealthNavi CEO & Founder
私はかつて、さまざまな投資に失敗してきました。投資信託を買っても株を買っても、ことごとくうまくいかず、しかも失敗する理由がわからずに鬱々とした日々を過ごしていました。 転機となったのは、1冊の本との出合いでした。ロンドンの書店で何気なく手に取ったのは、長期分散投資について体系的にまとまった実用書でした。私は自分の投資が根本的に間違っていたことに気づき、「なぜ今まで知らなかったのだろう」と強く感じました。 その体験から10年あまりを経て、今月15日にダイヤモンド社より上梓した『元財務官僚が5つの失敗を経てたどり着いた これからの投資の思考法』は、日本で老後の資産形成について悩む多くの方々の悩みを解決する一助になれば、という想いで執筆しました。 途中、何度も筆が進まなくなることがありました。そんなとき、いつも脳裏に浮かんだのが、ウェルスナビの資産運用セミナーに参加してくださった方々の真剣な表情でした。 これまで80回以上開催したセミナーでは、延べ2000人を超える方々から、累計1000を超える質問をいただきました。 『これからの投資の思考法』には、皆様から寄せられた質問や悩みへの、私なりの回答を凝縮しています。私自身の投資の失敗談も赤裸々に書き起こし、行動経済学などの知見も交えて、投資や資産運用で誰もが陥りがちな心理的な罠についても解説しています。 今回NewsPicksにて寄稿させていただいた本記事にも、そのエッセンスを注ぎました。
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「キログラム」の定義、変更を決定 「アンペア」なども
朝日新聞デジタル
大場 紀章エネルギーアナリスト
ついに決まりましたね。これでキログラム、メートル、秒、ケルビン、アンペア、モル、カンデラの7つのSI基本単位の全てが人工物を使った定義から解放され、人為的なミスで単位の安定性が崩れる心配がなくなりました。 元はキログラムは水1リットルの質量という定義でしたが、水の体積は温度にも気圧にも依存する為に、1889年以降は白金イリジウム合金の国際キログラム原器(IPK)の重さが基準になっていました。が、年々重さが変化する問題が発生。そこで今回、あらかじめ定めておいたプランク定数という物理定数を基準にした事で、理論上はだれでもキログラムを再現することができるようになりました。 そのプランク定数を決めるための測定値には日本の技術が大いに貢献しています。国際単位の定義に日本の技術が関与するのは初めてのことではないでしょうか。 プランク定数を決めるために、旧ソ連時代に水爆を作成時に使った遠心分離機を使って作られた高純度のシリコンを用い、極めて高精度な球体を作り、その正確な大きさを測定するということをやっています。1個1億円で2個作ったそうです。 似たものとして、かつて1メートルの定義ほ、北極点から赤道迄の1000万分の1でしたが、後にキログラムと同様にメートル原器が作られ、その後いくつかの改定後、1983年から光速度を299792458m/s(空で言えて当然)と定めた上で、逆に光速度を基準にメートルが定義されています。 単位の定義が変わると何が変わるかといえば、通常は何も変わりません。例えば、かつて1990年に温度の定義が変わった時、水の沸点が約99.974℃(元々不安定)になりましたが、それ自体なんら意味のある事ではありません。 今回、キログラムのほかにも、アンペア、ケルビン、モルも、それぞれ電気素量、ボルツマン定数、アボガドロ定数といった物理定数を基準とした定義に変えられました。特に以前のアンペアの定義は、「真空中に1メートルの間隔で平行に置かれた無限に小さい円形の断面を有する無限に長い2本の直線状導体のそれぞれを流れ、これらの導体の1メートルにつき千万分の2ニュートンの力を及ぼし合う直流の電流」というややこしいものだったので、やっとすっきりしました。 今後は、時間の定義の変更が予定され、こちらも日本の光格子時計という技術が使われる可能性が高いです。楽しみですね。
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