【新】今の組織に求められるのは、競争力ではなく「共創力」
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個人の自律と組織の共創。
この二つの組み合わせが「成長し続ける組織」になり、そのポイントは組織メンバーのひとりひとりが「チームの価値を最大化」するための意識と行動が取れているかが重要です。
こういうふうに、記載するのは簡単だけど、どうやってそういうチーム創りを行うための行動に移せるかは非常に難しい、つまり簡単じゃないから組織開発は面白い!本を活用し、個人の探究心と組織の共創力を育む、組織開発メソッド「クエスト・リンク」。
どのように本が個人の思考力を育み、組織づくりに繋がるのか、緻密に作られているメソッドで、お話を聞くほどに「やってみたい!」と感じました。今回は、佐藤副編集長が#3から体験させていただいています。
本棚に並んでいる本を、この方法で見直してみたいと思います。欧米で起きたイノベーションの後追いで急成長を遂げた明治維新から戦後高度経済成長は、ある種「正解」のある仕事をしていた。
VUCAの、変化の激しい時代になり、欧米にすら「正解」が見えなくなった。また、日本は日本で課題先進国となり欧米にも「正解」のない時代になったともいえる。
つまり、日本は近代において始めて自らイノベーティブにならなければならない局面へと移り変わり、今の20-30代には時代が求めるものが全く異なっているのだ。
旧来型の働き方、仕事をしてきたマネージャーが指揮する部門で、イノベーションは起こせない。メンバーにイノベーションを起こせるマインドやスキルがあったとしても、マネージャーがそれを後押しする環境が作れず、心理的安全性が欠けさせてしまうからだ。
イノベーションは個人がひとりでどうにかできるものではない。チームで行うものだ。だからこそまず環境から整えるべきで、個人にその責を負わせるべきものではない。
新規事業などのイノベーティブな範囲の大きなものは、そもそも既存組織の中ではなく、「出島」のように外に出して取り組むべきものなのかもしれない。
QT:
"強いリーダーの采配だったり、分業化された組織構造だったり、トップダウンの指令型ヒエラルキーの下にある競争型組織が主流でしたが、もはやトップのみが“正解”らしきものを握り続けるのは不可能な時代に入っています"
"相互の視点を認め合いながら「共に創っていく組織」に時代が移ろうとしています"
"個の力が生かされて、チームがエンパワーされ、環境の変化を味方につけるような組織"
"個々の自律的な学習が組織の成長へとつながるような「学習する組織」を目指すこと、組織の流動化や働き方の多様化に対応できる新しい組織活性の仕組みを用意すること、世代性の変化を力に変えていく世代や領域をまたいだ「心理的安全性」を構築すること"
"発想力や想像力のように柔らかいものは、環境ごと整えることが必要"
"個々の思考スキル、組織の環境・文化・風土、コミュニケーションの質などを一度に変革して底上げしないと、いずれも定着していかない"