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Hiratsuka MasatoJA東京中央 元直売所店長 現無職
都市農業は、"完熟"の野菜や果物を届けるのに素晴らしい場です。生産性を見込むビジネス視点で取り組む方や趣味でやられる方とスタンスはそれぞれ。  現在、住民ニーズ(2020年杉並区データ)は、有機農産物、慣行栽培農産物とは独立して、生産緑地に農地があると教育や食育の観点で高い。ECやスーパー、八百屋などで流通する青果とは別で、住民寄りの農業として地域に定着している。 それは、都市農産物の有り難みについて ❶近場で"顔が見える安心" ❷農薬・化学肥料の"生物学的な安全" が伝わりやすいからです。 これは、一般家庭と飲食店の2つの立場で出ている声です。 上記❶❷は、都市近郊の"地産地消"ならではのビジネスモデルで実現しやすい。体験農園や講演、ワークショップを通して子どもたちへ知るきっかけを、私は提供しています。 少し農作物の安全性について触れますと、CODECが農薬の世界基準でルールを定めて、貿易規制のベースを作っています。 世界レベルで、日本の農産物の安全レベルが低いという話をよく受けますが、例えば農薬使用量の規定値の背景をきちんと理解した上で、どの程度検証されているかに注目した話を聞いたことがありません。 日本での現在の規定値は、厚生労働省がヒトの健康と水生環境への影響の2 側面から判定しています.ヒトの健康への影響は,遺伝子の似通った生命種を10 種選定し,それら遺伝子を各種10 体の被験体マウスで無毒性評価試験を行うことで、毒性が認められる影響濃度の100 倍希釈値を規定量としており、統計検証に基づいて算定しています。 ここで、この規定値には、太陽光や散布時の風の影響など、実環境条件を考慮した条件下の実験値ではなく(環境条件を考慮したら規定量は低くなる)、マウスへの直接投与で算定されている値です。  私は、農地は有機農地へ転換することで、人と自然が調和して生きていけると信じていますが、社会の恩恵や仕組みを考慮した場合には、有機農産物を全面賛同という立場は取っていません。  ただし、捉え方が社会や人の都合に寄っていると捉えているので、生態を配慮して(パンデミックや免疫を持った生物群の登場)、農薬や化学肥料の使用は極力控えることを、出荷者には推奨しています。  食べ物が日常で食べられることへの"疑問"と"有り難さ"を、知っていてほしいですね。
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