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【実践編】「謎のリーダー塾」で育てる、超チームビルド術
田中 則行
このように、「まだ」と一言をつけるだけで、本人すら気づいていない可能性を見いだして伝える。
この「YET MIND」が、私たちの研修の根幹なのです。
私自身、トレーニングの結果、「この人は変わらないよ」という人でも変わる事例をたくさん見てきました。リーダーが「この人はまだ変わる」と信じてアクションを起こせば、人や組織は必ず変わるのです。
このように、「まだ」と一言をつけるだけで、本人すら気づいていない可能性を見いだして伝える。
この「YET MIND」が、私たちの研修の根幹なのです。
私自身、トレーニングの結果、「この人は変わらないよ」という人でも変わる事例をたくさん見てきました。リーダーが「この人はまだ変わる」と信じてアクションを起こせば、人や組織は必ず変わるのです。
【教育】なぜ米国の小学生は「マインドセット」を学ぶのか?
田中 則行
グロースマインドセット
何か嫌なことをされたら、まずは無視する。そして次に立ち去る。それでもダメなら、優しい口調で言って、それでも続いたらはっきり言う。
そして最終的には大人に助けを求めようというのを、小学1年生で教わっていたんです。
英語でこれらの頭文字をとって、「Debug」です。
実際に娘から「すごく嫌なことをしてくる友達がいたから今日はディバッグした」とか「最初は無視したけど、それでも続いたから優しい口調でやめてって言った」と聞くので、彼女の生活に落とし込まれているのを感じました。
日本だと、小学1年生であれば「みんなと仲良くしよう」と言われることが多いかもしれません。この違いに驚きました。
小学3年生になっても、学年が始まった最初の週に失敗を前向きに捉える「グロースマインドセット」を教わっていました。
日本でも「マインドセット 『やればできる! 』の研究」(草思社)というタイトルで和訳されている
内容は、「自分は勉強してもできない」といった「硬直マインドセット」をいかに成長を前提とした「グロースマインドセット」に転換できるのか、ということ。
これを、小3で学んでいるのです。
✴︎What can I say to myself?(自分に何と言い聞かそう?)
I can't do math.(算数ができない…)
↓
I'm going to train my brain to do math.(算数ができるように脳を訓練する!)
I made a mistake.(間違いを犯してしまった…)
↓
Mistakes help me improve.(失敗から自分はもっと成長できる!)
「算数ができない」と思うのではなく「算数ができるように自分の脳を訓練しよう」に。
「間違いを犯してしまった」ではなく「失敗から自分はもっと成長できる」と発想を転換しようというのです。
社会に出ると全員が仲良くなれるわけではないですし、自分の思い通りにことが運ぶことばかりでもありません。
そういう時の対処法を小学校低学年から学ぶということに、すごく感心しました。
こういうことって、人生においては学力以上に重要だと思うんです。勉強法以前に、勉強しようという意欲やモチベーションに直結するわけなので。
モチベーションや自己効力感についてページ数を割きました。
【原則】お金への解像度が増す、超シンプルな方程式
田中 則行
使えるお金=(収入 − 支出)+(資産 × 利回り)
パッと見て、「何を当たり前なことを!」と思われたかもしれない。
しかし、お金の真理は本当にこの中にある。
名著たちはこの単純な計算式の意味を考え抜いて、いかに人生の充実度を最大化するかを指南しているのだ。
違いは、この式のうち「どこから論じるか」ということ。パターンは大きく2つある。
1つは、左辺の「使えるお金」から始めるものだ。
言い換えれば、人生を充実させるためにどれだけのお金が欲しいか、という欲望ドリブンの考え方である。
見込まれる収入をベースに考えるのではなく、あくまでも自分が人生で使いたいお金の総額から考える。
欲望を先に設定し、それを実現するために必要なお金を「つくる」と言う発想だ。
2つめは、右辺の計算式から考えるパターン。足元の収入など現実的な生活をベースにして、自分が使えるお金を試算していく。
右辺を戦略的に最大化することで、「使えるお金=できること」を増やしていくという考え方といえる。
この2つは矛盾するものではなく、あくまでもどこを起点に計算式に向き合うか、という違いだけだ。
欲求ドリブンの考え方は、最初に自らの願望を列挙するところから始める。
そして、各欲求をいつまでに実現したいのか、その時期までにどれだけのお金が必要なのかも試算する。
ここで重要なのは、嘘をつかないこと。人間は無意識のうちに、欲求を現実の延長線上で可能だと思える範囲にとどめがちだからだ。
そうではなく、あくまでもゼロから欲求を羅列してみる。
【必読】Z世代育成に悩むマネージャーは『鬼滅の刃』を読め
田中 則行
◎少年漫画に見るリーダーシップの変遷
力による支配や勝利の時代=レッドの段階
『あしたのジョー』矢吹丈、『北斗の拳』ケンシロウなど
↓
ルールと規律で秩序を維持する時代=ブルーの段階
『島耕作』島耕作、『沈黙の艦隊』海江田四郎など
↓
自由を謳歌し、夢に向かって走る時代=オレンジの段階
『ONE PIECE』ルフィ、『NARUTO』うずまきナルトなど
↓
個々を尊重した相互理解や融和の時代=グリーンの段階
『鬼滅の刃』竈門炭治郎、『呪術廻戦』虎杖悠仁など
インテグラル理論では、「人々や集団の意識はスパイラル(らせん形)のように成熟する」として、「色」を活用して発達の各段階を表現します。
この理論を用いて、私なりに少年漫画の特徴を色ごとに分類してみました。
戦後しばらくの時代は、「目上の人を敬う」など、儒教的な価値観もまだまだ根強く残っていました。
そのため、力や権力で支配する「レッド型」のリーダーが影響力を持っていたのだと思います。
1980年代頃になると、和を重んじて規律を守る「ブルー型」が台頭します。
『島耕作』のような、日本の大企業での権力をめぐる動きをイメージしていただくとわかりやすいかもしれません。
2000年前後は「オレンジ型」です。『ONE PIECE』や『NARUTO』を例に挙げていますが、自由を尊重しつつ、夢に向かって突き進むリーダーシップが台頭してきます。
ビジョンを追求する、いわゆる「ITベンチャー」が生まれ始めたのも、この頃ですね。
そして、現在は「グリーン型」。『鬼滅の刃』の竈門炭治郎のように、個々人の意思や権利が重んじられ、それを融合するリーダーの姿が見て取れます。
NORMAL
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