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モテ男とエロ資本あり女しか結婚できない悲劇、橘玲氏「少子化は自由恋愛の帰結、弱者男性と上方婚女性が大量発生」 【出生数75.8万人の衝撃】作家・橘玲氏インタビュー(前編)
JBpress(日本ビジネスプレス) JBpress 最新記事
田中 英人社会人
“ このような「脱・近代的」社会、言い換えれば、極端に個人主義的な社会では、結婚であれ、個人の純粋な意思決定によることになる。” “ 要するに、「脱・近代的」社会では、人間の知性が肥大化し、子供をもつ意義や理由に頭を巡らせるようになるのであり、そして、そのことが少子化の原因になるというわけである。シュペングラーは言う。「子供が生まれないというのは、たんに子供が不可能になったからばかりでなく、とくに極度にまで強化された知性がもはや子供の存在理由を見いたさないからである。」” “ しかし、もし少子化が、シュペングラーの言う通り、世界史上において不可避な「没落」現象の一側面なのだとしたら、政府がどのような対策を講じようが根本的な解決には至らないということになろう。” “ シュペングラーの説では、少子化は、覚醒存在の過剰による現存在の衰弱によって生じる。その同じ覚醒存在の過剰が、グローバル・シティの出現、あるいは金融部門や知識経済の肥大化をもたらしているのである。少子化とは、そうした文明の構造問題の一部である。つまり、一方で、グローバリゼーション、金融化、知識経済化を促進し、個人主義的な価値観を推奨しておきながら、少子化だけは食い止められるといったように、そう都合よくはいかないということだ。” 中野剛志『日本の没落』 恋愛の自由化がもたらした少子化は、近代化がもたらした文明の没落の一現象に過ぎないのである。
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