川田 源太郎

東京都町田市の公立校から進学し、現在はUWC ISAK JAPANで奨学金を頂き学ばせてもらっているものです。UWC ISAK JAPANは、まさに国内インターナショナルスクールの先駆けみたいな学校で、「世の中を変えるチェンジメーカーを育てる」というミッションの元、（IB【国際バカロレア】、全寮制）全世界80カ国から留学生が集まり学んでいます。 この番組内の主語が「国際教育」にあるのではなく、インターナショナルに入れさせたい「親たち」にあることに疑問を感じました。（この番組の目的がそのような人たちに情報を伝えるということにあるならば、不毛な議論かもしれませんが、、） どんな教育でも言えることですが、一番大切なのは教育を受ける本人に、どれだけの意思があるかということです。この番組聞いていると、親から見るインターナショナルスクールにメリット・デメリットばかりに目が行き過ぎているように感じます。そうではなく、なにかにPassionがあったり、社会を変えたいなど、志を持った若者たちが自分の夢を実現するため、日本という社会を良くしてくための「ツール」としてインターナショナルスクールはあるべきだと感じます。そうでなければ、インターナショナルスクールはただ富裕層を再生産するだけのシステムにしかなりません。実際に多くのインターナショナルスクールで、少なからずそのような側面はあると思います。 ただのインターナショナルスクールを紹介する、親たちのための番組ならば、NewsPicksさんでなくてもできると思います。少なくとも、中学時代に見たNewsPicksのコンテンツは、「どうやったら日本のぶち上げられるのか」という問いを視聴者にぶつけ、一緒に考え変えていこう。というメッセージがありました。その狂ったような熱気に押され、私自身も、現在の学校にチャレンジすることができました。 そんなNewsPicksを見てきたからこそ、「国際教育」が盛んになることで日本は、社会はどうなっていくのかという議論を聞きたかったですし、この番組名が「EduPassion」なのならば、教育を通して日本をどうやってぶち上げていくのかという議論をしてほしいなと思います。