角野 信彦

撮ってあったアメトークの録画を見てこれ読んだけど、西野さんが「信用」をキーにしてものすごく遠くまで進んでしまっていることがわかった。オンラインのコミュニティの意味っていうのは有限の空間に限定されていた「安心社会」を「信用」を価値判断の基準にしてネット空間に広げて「信頼社会」を作っていくことなのかな。見てよかった。

やっぱり先送り役員報酬の合意書面が出てきたね。ゴーンさん、虚偽記載の方も相当厳しいかな。ゴーンさん個人のデリバティブ損失の17億付替の特別背任もそうだけど、誰かがどこかで「おかしい」と感じていたことなのに、ことごとく実行されてしまっている。 人材の流動性が低い日本社会では、スモールコミュニティの住人が、悪い意味でお互いを忖度し合うことが起こりがち。「人材の流動性」について一企業ができることは少ないから、コミュニケーションのやり方を変えていかないと問題は解決しない。 だからこれからさらに監査役の仕事は「寂しく」なる。会計や監査の知識や経験は必要条件に過ぎず、監査という仕事の持つ本質的な「寂しさ」に耐えられる人材が必要なんだろうな。

ABCは三木前会長がお元気なうちは大丈夫だろう。イオングループとは競合してるように書かれているが、ほとんどのイオンのモールにはABCマートは入店してる。渥美俊一のペガサスクラブでモールに自社競合を入れるという理論を提唱していて、イオン全幹部社員がそこで学んでいたと言ってもいいくらいなので、その甘さを突いて三木前会長がイオンモールハックしたのである。都市部の路面店では、一定の人通りのある商店街の角地を狙って出店している。池袋のサンシャイン通りなどかなり成功しており、どちらにせよ立地戦略に死角はない。 昔はナイキもアディダスもティア1の限定商品をABCに卸してなかったけど、ここまで大きくなるとそうもいかず（とある商品展示会で自社に限定商品を卸そうとしないブランドに対して三木前会長が激怒したという噂もある）、ドンドンいい商品が入るようになっている。だから2013年に比べて粗利が落ちるのは当然。ブランドの限定商品が好きな新しいセグメントの客を呼び込んで売り上げを拡大してるから。 この記事の記者、現場をもう少し注意深く見たほうがいい。

絶対面白くなる予感！！