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Skypeの同時通訳機能を誰でも使えるようになった
TechCrunch Japan
青木 竜太コンセプトデザイナー / 社会彫刻家
記事ではメッセンジャー機能だけが翻訳されるように受け取れるが、リンク先のマイクロソフトのWEBサイトを見ると”Your one-to-one voice or video chats are translated as you speak, in both directions.”とあるので、話している言葉が同時翻訳されるはず。 日本語に関しては、精度的なものはそんなに期待できないだろう。音声認識→翻訳、それぞれでかなりの技術が必要になる。 翻訳技術に関して言えば、乱暴に言えば、難易度レベルはこんな感じになるのではないか。 (LV1)単純に単語を翻訳 → (LV2)言語の文法を理解して翻訳 → (LV3) 話(文章)の文脈も考慮 → (LV4)各専門分野の特有の言い回しを考慮 → (LV5)各国の文化的な背景を考慮 → (LV6)各コミュニティの文化的な背景を考慮(サブカル含む) → (LV7)アート的な表現や文脈を考慮 (LV1)は、いわゆる英和・和英検索のサービス。これはある程度満足いくレベルに到達している。(LV2)は、Google 翻訳が代表格だろう。日本語では、まだ満足いくレベルまで到達していない気がする。テキストが正しい(音声認識による破損のない)データとして収得できるWEBサイトでさえ、意味の通るレベルまで訳せていない。 クラウドソーシング型翻訳サービスで蓄積している(人の手を介して翻訳された)データを活用できれば、ひょっとすると、(LV2) まで多少なりとも近づけることができるかもしれない。 音声認識もまだまだ発展途上で、皆が期待しているほどのものではないと思う。 いずれにしても、どのぐらい先かわからないが、このような技術の発展が、目に見えない言語の壁を取り除き、例えば地方にいるおじいちゃんやおばあちゃんたちが直接日本語で世界で対話している世界が訪れた時、見た目以上に世界は大きく変わっていると思う。
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