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【SPEEDA総研】戸建住宅を取り巻く現状と課題
矢野 暁株式会社ザ・ハウス 代表取締役社長
大手ハウスメーカーの取り組みを見ると、主要都市圏の中でも特に都心部では富裕層や多層階などの様々なニーズに応えうる多品種の商品構成、郊外では従来のプレハブ住宅と、ひとつのハウスメーカーの中でも全く性質の異なる住宅を供給している印象です。 主要都市圏の中でも、例えば東京23区などの建築法規が複雑で敷地が狭い都心部での計画は特殊解を解くようなもので、元来のプレハブ住宅の特性が発揮しにくくなっていますので、大手志向の強い富裕層やこれまで地場中小ゼネコンしか担い手が無かった多層階に活路を見い出そうとしているように映ります。 一方で都下などの比較的敷地が広く平均的な規模と階数の需要が多い郊外では依然として工業化のメリットを発揮しやすいため、主要都市圏が地盤というのも頷けます。 地方をカバーしている工務店は、住宅関連の法制度の整備と地域工務店の自助努力もあって、ここ20年から15年の間にデザイン、性能面で飛躍的な進化を遂げており、もはや昔ながらの旧態依然とした印象の工務店だけではなくなっています。 例えば、この記事にもある無印の家はSE構法という構造を採用していますが、これは無印の家独自のものではなく、NCNが地域工務店向けに供給している構法なので地域工務店でも同じ構造体を採用することができます。 http://www.ncn-se.co.jp/
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