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ダイセル子会社などがEVを軽く 鍵は樹脂と金属の接合術
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
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【スシロー】「値上げできない」は経営者の言い訳だ
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
思い出すのは「値付けは経営」という稲盛氏の名言。価格を上げるも下げるも戦略、良い会社はそれがしっかりできて、戦略・施策と一致して、経営結果が残せている。
大きくは2タイプあると思う。一つは、ソニー盛田氏のウォークマンについての値決め。原価ではなく対象顧客などに対しての直感(①)。そして売れる価格にするから、実際に売れて、結果になる。でもこれはボトムアップの積み上げではなく、かなりセンスの世界。上手くいかないと大ゴケするリスクはもちろんある。でも見える人には見えるものなのだと思う。
もう一つは、ユニクロ・ニトリ・無印が累計。元は大量生産、コスパで戦っていた。ニトリの「お値段以上」は有名だし、無印も昔のコンセプトは「わけあって、安い」。だけど、ユニクロ・ニトリはいまだにコスパは良いと思うが、それでも時間をかけて昔よりはるかに品質を上げながら、値上げも進めてきた。コスパ追及で企業戦略を執行してきた企業が値上げ志向に変わることはものすごく難しいと思うが、下記の2014年の似鳥社長の「これまでは値下げをしすぎた」という言葉は衝撃だった(②)。そして実際にその後値上げして増収増益を継続している。
無印も「わけあって、安い」から今はコンセプトを「これがいいではなくこれでいい」に変えている。世界観を表しているとも思うし、一方で似た製品がニトリで結構あって、その価格比較をするとまた興味深い。でもこれもまた安さから長期をかけて脱却してきた企業。ただ、値上げをすると訴求できる顧客層は小さくなりがちだし、競争も厳しくなる。それをどう戦っていくか。
①http://koueki.jiii.or.jp/innovation100/innovation_detail.php
②https://newspicks.com/news/731917

【理解】空港の経営は今、どうなっているのか
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
空港に限らず、交通含めたインフラ産業やその経営について、共感する点が多い。
これらの産業・事業は、民間で行われることもあれば、国や地方自治体が行うことも少なくない。それは、インフラが整うことで、国・都市の魅力・競争力があがることにつながるから。だから「インフラ投資」。
そこには自助努力もあれば、外的要因もある。だからこそ、経営などの評価では、同じような条件にあるところとの比較が重要。人口や周辺に大規模都市があったり、そことの競争があるのか、施策によってどういう変化が起こったのか。
一方で、経営や事業経済性について「単独で捉えなくても良い」というのを印籠に、経営として体をなさず、また地元利権・政治に利用されることも少なくないのが過去の現実。それは路線の維持とかもそう。だからこそ、比較条件をできるかぎり適切に選択して、また変化がどっちに向いているのか、そういう議論や透明性が重要だと思う。
米テスラ、中国消費者の抗議受け謝罪 当局やメディアは圧力強める
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
こちらはブレーキだが、少し前には中国生産モデルでの電費テストをスキップしたという話もあった(①)。中国AND消費者という点で、ニコンなども対象になった世界消費者デー(3.15晩回)での国営テレビCCTVでの番組を想起せずにはいられない。逆にそこまでいかないようにTeslaとしては早めに抑えに行きたいところもあるだろうが、中国国内メーカーもEVに力を入れている中での競争という文脈はある。
その文脈で、『中国国営通信社の新華社はテスラの謝罪について「誠意がない」と非難した。』という発言が気になる。
①https://newspicks.com/news/5438762
②https://newspicks.com/news/2946950
③https://newspicks.com/news/874912
半導体不足は「ジャストインタイム」が生んだ弊害、TSMCが急所を握る自動運転車
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
ざっくりと捉えるとそうだが、逆に言えばしっかりとJITを理解していなかったり、理解していてもリスクを踏まえた運用になっていなかったということ。JITが悪いわけではなく、それをどう使うかの問題。
在庫が薄ければ、普段は在庫コストもかからないし、陳腐化もしない。基本的には良いこと。でもなんでそもそも在庫を持つのかというのは、在庫がなければ適時に作れない・売れないため、効率が悪くなる。だから、生産・販売の適時性を殺さずに仕組みを作ってどれだけ最小化するか、そしてそのプロセスでムダを省くのがJITのものすごくざっくりとした思想。
でも、数万点の部品で組み立てるなかで、いつも流れるようにいかないなんて分かっている。経験則としても震災もあった。そして誰でも作れるわけではないものとか、一度止まったら再度調達するまでに時間がかかるものもある。そういうシナリオのなかでどれだけ在庫をどの領域で持つかは、経営判断。
過去の経験から学んで、その中でトータルのリスクとコストで、どの領域でどれだけの在庫を持ちながらJITをやっていくか、その経営や経営判断の巧拙が如実に出たということだと自分は捉えている。
ベインキャピタル、東芝買収案の策定を検討=関係筋
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
元々CVCがBainと連合も検討していた(①)が、CVCは撤退の一方でBainは引き続き。
Bainはキオクシア(旧東芝メモリ)のオーナーで、東芝が4割を保有しているのでそこの保有比率を一体化してあげていくという観点でも、他のPEにはないメリットはある。
だからCVCの保留時点でコメントした(②)が、単独で日系金融機関とコンソーシアムというのは全然ありうる話。
一方でCVCの撤回をうけて、東芝は外為法などのクリアランスについてなどの具体の提案を求めている。これは現実として検討するためには必要だろうし、そこを現在検討している各社がどうしていくか?
①https://newspicks.com/news/5767617
②https://newspicks.com/news/5774464
③https://newspicks.com/news/5783150

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