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係争地領有巡る国民投票「勝利」 ベネズエラ、緊張の恐れ
Omura Naoto上智大学 学生
ベネズエラは、豊富な石油資源を持ち合わせているのにもかかわらず、資源の呪いにかかったせいでハイパーインフレに悩まされ、国全体が貧しくなってしまったというイメージがある国だ。2020年には実質GDP成長率がマイナス30%を記録しており、物価上昇も止まらない。そのような状況下で、隣国ガイアナの領土をあからさまな資源目当てで領有権を主張することはやりすぎであり、まずは自国の資源を有効活用すべきであると感じる。その絶好の機会として、2023年10月にアメリカ合衆国による経済制裁緩和が上がられる。今年度の大統領選挙に関する与野党対話による合意を受けてのものだが、このコミットメントを順守することによって、一歩ずつ安定への道を進む勇気が今政府に求められているのではないか。
丸紅が銅事業を強化、チリで鉱山の権益追加取得 生産拡張も
Omura Naoto上智大学 学生
チリは言わずと知れた銅の世界最大の産出国であるが、この記事を見てもわかるように、今日の世界において銅はますます重要な鉱産資源になっている。丸紅に加え、住友金属鉱産・住友商事も銅鉱産開発プロジェクトを立ち上げ、三菱商事も将来的に銅を金属資源の売り上げ4分の1にしていくことを統合報告書2023において公表した。その背景には、銅が我々の生活に身近な電線などのインフラ整備に必要不可欠であることが挙げられる。この点で、銅は安定した一定の需要がある。また、銅がこれまで以上に重要視され始めた点では、現代の脱炭素化の潮流とマッチした点が挙げられるだろう。従来のエネルギーに代わり、電気の重要性は日に日に増している。電気自動車やクリーンエネルギーは、その最たる例である。そして、そこで必要不可欠なのが送電のための銅だ。さらに、チリは海岸線に面しているため輸出も容易である。チリの今後の発展にかかわる重要な産品であることは疑いようがない。
メキシコはニアショアリングの機会を生かせるか?(Wedge(ウェッジ))
Omura Naoto上智大学 学生
メキシコは太平洋と大西洋の双方に港を持つ数少ない国であることに加え、何と言っても世界最大規模のマーケット規模を誇るアメリカ合衆国に面しているという地理的特異性を持つ、絶好のポイントである。さらに、昨今の新型コロナウイルスの流行、米中対立の激化などの影響により、同国で現在ホットトピックとなっているのがニアショアリングである。GDP統計においてもこの効果は裏付けられている。2023年の総固定資本形成における投資は過去最高規模に達しているうえ、日系企業からの直接投資額も、2022年には約21.7億ドルと前年度比+7億円程度を記録するなど大幅に増加した。しかし、政策とのズレにより、現政権はこの利益を最大限享受できていない。外資系企業は、最大の問題点として電力問題を指摘する。よって、電力国営化の方針を転換するだけではなく、電線・インフラの整備、そのための優秀な人材育成など、統合的な改革をどれだけ行うことができるかが、今後のメキシコの経済成長の鍵になっていくだろう。
参照
概況・基本統計 | メキシコ - 中南米 - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp)
ニアショアリングの波も受け、投資が過去最高水準に(メキシコ) | 地域・分析レポート - 海外ビジネス情報 - ジェトロ (jetro.go.jp)
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