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国産ホタテ輸出にジェトロが新流通ルート…メキシコで生食用に加工、陸路で米ロサンゼルスなどへ
エスカランテ 月菜上智大学 英語科
海外の友人から日本産のホタテと日本酒に勝てる料理はないと聞いたことがある。大ぶりで歯応えのある日本産のホタテは海外でも人気である。2022年の単体別輸出額では1位が910億円でホタテ、2位が560億円のウイスキーと、大きな差をつけてホタテが輸出されていた。本記事にも記載されているように日本食ブームによりホタテの需要は高まっているが、加えてアメリカでのホタテ資源保護による漁獲規制も輸出を支える大きな要因である。そんな中メキシコに加工工場を建てることでより安いコストでアメリカにホタテを提供することが可能になる。アメリカと国境を隣り合わせにするメキシコではこのような外からの企業が消費大国であるアメリカに向けてメキシコに外注するニアショアリングが注目されている。地理的利点を活用して雇用機会を拡大し地域経済を活性化されるメリットがあるためメキシコは今後、より弊害のない貿易協定や海外企業へのサポート体制に力を入れる必要があるだろう。
<参考文献>
NHK: https://www3.nhk.or.jp/news/special/sakusakukeizai/20230203/568/
メキシコで「マヤ鉄道」開業 総額4.1兆円、財政を圧迫 - 日本経済新聞
エスカランテ 月菜上智大学 英語科
メキシコの産業と聞いてなにを思い浮かべるだろうか。自動車生産大国であることは有名な話であり、実際に国内の産業は車を含めた製造業、鉱業の占める割合が高い。しかしメキシコにはそれ以外にも豊かな自然、そして神秘に満ち溢れた歴史がある。ユカタン半島を中心としてマヤ文明が4〜9世紀に発展しこれまで多くの遺跡や遺物が発見されている。そんな南部の観光産業を盛り上げようと現アムロ政権はマヤ観光鉄道建設を急ピッチで進めている。確かに、遺跡の多くは中心地から離れているところに位置するため名所を回れる鉄道が開通することでさらに多くの観光客を引き入れることができるであろう。実際に南部のメキシコ貧困率は50%を超えており、鉄道開通により政府は50万人の雇用創出を約束している。このように観光業の促進と雇用機会の拡大が期待される一方で、地域住民や専門家の多くから周辺地域の環境汚染問題に対して不安な声が上がっている。十分な予算が環境調査に使われていない点、また地域住民の見せかけな投票などから、鉄道が通り抜ける森林の環境保護や先住民の意見を無視して強引な計画が進められているのではないかと懸念されている。政府が大きな力を持って国の経済を発展させる反面、同じ力を使って弱い立場の人々や動物が危険な状況に置かれている。
<参考文献>
NHK: https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231216/k10014289841000.html
JETRO: https://www.jetro.go.jp/biznews/2018/12/b0fa9529d503c963.html
メキシコはニアショアリングの機会を生かせるか?(Wedge(ウェッジ))
エスカランテ 月菜上智大学 英語科
先日大学で受けた授業内で、メキシコ経済をみる際のキーワードとしてニアショアリングが上げられていた。メキシコは経済力の著しいアメリカと隣接した国境を持ち、さらには大西洋また太平洋の相互に港を持てることでラテンアメリカ地域では特に地理的に外交が有利である。そんなメキシコ経済において近年熱いのが、時差や気候など大きな変化を与えずに外注することのできるニアショアリングである。しかし、当記事でも述べられているようにこの地理的優位点を最大限に活かすにはまだまだ国内での課題が大きい。外務省による22年度海外進出日系企業拠点数では本国は1312とラテンアメリカ地域で1位を記録しているが、特に日系企業が多いグアナファト州やケレタロ州では電力の供給不足によるへの障害を訴えている声が大きい。背景には現AMLO政権による国のエネルギー分野への介入によりグリーン電力が減少していることが理由の一つとして挙げられる。そのため、今年6月に行われる大統領戦を前にAMLO政権を引き継ごうとするジェインバウム氏の優勢が目立つなか、より自由なエネルギー政策と海外企業へのさらなる誘致を掲げたガルベス氏の今後の動きがメキシコ経済に大きく影響を与えるだろう。
<参考文献>
外務省: https://www.mofa.go.jp/mofaj/ecm/ec/page22_003410.html
JETRO: https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2023/00de21796c45ba7b.html
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