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能力の低い人ほど「自分を過大評価しがち」な理由
東洋経済オンライン
Yoshioka Koheiメタバースクリニック運営者 | 精神科専門医、産業医|Baseクリニック赤坂院長、株式会社comatsuna CEO
精神科専門医です。 能力の低い人ほど、自分を過大評価しがち これは、私は一種の防衛機制だと考えています。 つまり、自分が能力が低いという事実に直面することを避けることで、何とか自分を保っているのです。 誰も評価してくれないのだから、自分で自分を過大評価していないと生きていけない。 能力が低いという現実を受け入れることは、自分の存在を自ら否定することに繋がるからです。 自分の力量を素直に認めて、より頑張れば良いじゃない と思われるかもしれませんが、 そもそも、能力が低いという事実を素直に受け入れられる人は、それ自体が、自ら向上できる余地があるとどこかで自分に期待している証拠でもあるので、ある程度、頑張れば何とかなる程度に優秀だから出来ることと言えます。 上司の目線から言うと、 能力が低いのに、自分を過大評価しがちな人 と、判断を下すよりも、 その部下が、そうせざるを得ない心理的状況に理解を示し、彼らの自尊心を保ちつつ、彼らの持ちうるキャパシティの範囲で頑張る力を出させてあげることの方がより重要だと思います。
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なぜ、他人を搾取するのか。サイコパスの脳と行動原理
NewsPicks編集部
Yoshioka Koheiメタバースクリニック運営者 | 精神科専門医、産業医|Baseクリニック赤坂院長、株式会社comatsuna CEO
精神科専門医です。 サイコパスとは、あくまでも生物学的な理由による脳機能障害によって、本質的に温かい感情を持ち合わせていない特性を持つ人々を指します。 つまり、本当に、脳機能の障害で「相手の痛みが解らない」のです。 しかし誤解されやすいのは、本質的に相手の痛みが解らないからといって、常に鉄仮面の表情ではないことです。 表面的に普通を取り繕うことが出来るので、さも相手に共感しているように見せたり、屈託のない笑顔や優しい言葉を口にすることが出来ます。 そして、その演技は全て、後から頂く果実に繋がっている行動なのです。 生粋の詐欺師、連続殺人鬼、など、 そのサイコパス特性を如何なく発揮した個人による理解不能なニュースが時々、メディアを賑わせることがありますね。 サイコパス的な特性のメリットとしては、 ・一切、罪悪感を感じないので、まさに鋼のメンタルの持ち主 ・他者の痛みが解らないので、自身の利益、目的、欲求をに向かって、躊躇することなくそれを遂行することが出来る能力 ・不安を感じて怖気づくことがなく、淡々と実行する能力 上記のような能力を発揮し、社会に適応しているサイコパスとして、マイルドサイコパスという言葉もあり、優れた業績を発揮したり、時代によっては、カリスマ的な英雄として扱いをされる場合もあります。 時の権力者、経営者、政治家、教祖、医者、タレント、スポーツ選手など、 何かしらの人の上に行く人の中には、マイルドサイコパスが多いと言われたりします。 一方で、後天的な理由、つまり、その人が生きて来た中での経験や境遇により、「あえてサイコパスのように振舞っている人」や、「サイコパスっぽく見える人」も一定数います。 例えば、自己愛パーソナリティ障害のように、自己顕示欲や承認欲求が病的に強いことによって、自分の利益のみに直結した行動を認める場合があり、一見すると、サイコパスのように映ることがあります。 また、それ以外にも、過去に多大な損害を被った苦い経験などによる学習の結果、他者を一切信用しない人格が形成されることはあり得ます。そうなると、不要となれば尽力してくれていた部下でもバッサリ切る、冷酷無比な経営者等が該当する人がいると思います。 こちらも、脳機能障害ではなく、あくまでも後天的な学習の結果なので、本来の意味ではサイコパスではありません。
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