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【直撃】赤字の「クックパッド」は、これから復活できるのか?
NewsPicks編集部
福崎 こっぺクックパッド株式会社 執行役
Newspickさんに取材いただきました、クックパッド執行役の福崎です。 記事にも記載されている通り、過去の事業方針の転換も影響し国内レシピ事業の成長が停滞していることは事実です。 IRでも開示した通り、これまで主にクックパッドはGoogle等の検索エンジン経由のトラフィックにより順調に会員事業/広告事業を成長させてきました。 世界中のプラットフォームサービスが伸長し、SEO中心のモデルから脱却していかないとサービスの成長はありません。ここはレシピサービスとしてもチーム全員強い危機感を持ち、大規模なリニューアル等を行うなどサービスを再度成長させていきます。 しかし、クックパッドの収益モデルは事業収益が好調だった時から、大きな変化は起きていません。積極的に海外展開や新規事業への投資を推進し、「レシピの会社から、料理の会社」「日本から世界に」事業を展開して参ります。 クックパッドマートは、クックパッドの思想で作った生鮮食品ECです。小規模な生産者でもフラットな環境で消費者向けに販売できること、ピックアップ拠点で受け取る新しい流通の仕組みにより事業として圧倒的な成長を目指して投資して参ります。 「毎日の料理を楽しみに」するクックパッドが、事業を通して社会の課題を解決できることは山のようにあります。世帯構造の変化や高齢化などにより、料理をしたくても課題が多くできない家庭が増えてきています。 様々な課題を解決するために、多くのメンバーも新しくジョインしてくれています。周辺の課題も解決し、「料理の会社」として再び成長フェーズに軌道に乗せていくことで、皆様の期待に応えられると信じています。
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個人間の「スキルシェア」事業者が副業解禁でも相次ぎ撤退する事情
Diamond Online
福崎 こっぺクックパッド株式会社 執行役
昨年まで習い事のスキルシェアサービスである「サイタ」の代表をしておりました。 「サイタ」の歴史は撤退された各社よりも非常に長く、事業として黒字化している(事業譲渡時)少ない事例の一つです。 シェアリングサービスは様々な領域で拡大しています。カーシェアリングや民泊系サービスを筆頭に、モノのシェアリングサービスを中心に様々なサービスが立ち上がっては消えていくことを繰り返してきました。 モノのシェアリングサービスは事業者運営型のタイムズやカレコ、共有型のSpacemarket、AnycaやAirbnbなど、一定以上の規模を取れている事例は多いです。 ただし、スキルシェアは「価値の定量化」という点が非常に難しいです。モノはある程度利用時に得られる対価が予測可能ですが、スキルは「この人は価値のあるサービスを提供してくれるか?」という対価を予測することが出来ません。それらを測るのは「評価」や「実績」となります。また、これらに「相性」という要素も加わります。多くのユーザーは「安心」「信頼」できるサービスを求めます。この点において、非常に不確実性が高く、それを解決できる機能などが登場していません。 また、スキルシェアは対象が「人」です。モノは固定資産のため最大限に稼働率を高めることが可能となります。消耗すれば新しいものに取り替えられます。 ただし、「人」は中々稼働率を上げられません。スキルシェアである以上、本業があるのですから本業を捨てて稼働率を上げられるようになるには、ある程度の報酬の予測が出来なければなりません。 これらも中々解決できるサービスが登場していません。 この「不確実性」と「報酬の予測」を可視化させられるサービスが勝者となると考えています。例えば、Uberや中国のワイマイのカルチャーが参考になる可能性があります。 スキルシェアは難しい、のではなくそれらを支える技術革新が起こるのも時間の問題なのではないのかなと思っています。人類すべての時間が自由に使える時代はそう遠くないはずです。
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