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【変調】過熱AI相場を冷やした「たった2つの数字」
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
ITバブルのど真ん中の頃の話を、投資家時代に上司に聞いたことがあった。
ある半導体メーカーで市場分析をやっている方が当時「世の中の需要予測は実現しない、だって〇〇が足りないので、それが律速要因となる」といったことを言っていて、実際にそうなったと聞いたことがある(もちろんバブルとその崩壊は様々な要因はあるが)。
足元について、自分はメモリ周りと後工程キャパに注目している。
AI需要でNVIDIAが急成長したが、HBMと呼ばれるメモリの需要も急増。その最大手はSK Hynixで、DRAMトップのSamsungではない。
一方でメモリがボトルネックになっているので、AI半導体でも違う仕組みでメモリがボトルネックとならないものが注目を集めている。
【半導体】メモリ3社のHBM生産能力、24年末にDRAM全体の14% TrendForce調査(2024/3、EMSODM)
https://newspicks.com/news/9744440
SKハイニックス、2.3兆円投資で半導体新工場-旺盛なAI需要で(2024/4、Bloomberg)
https://newspicks.com/news/9896676
Samsung幹部がTSMCを極秘訪問、次世代HBMでの技術協力を要請 台湾メディア報道(2024/4、TECH+)
https://newspicks.com/news/9896385
【独占取材】AI業界を騒がせる、話題の半導体ベンチャー(2024/4、NP編集部)
https://newspicks.com/news/9881554
また、AIチップ爆増で、TSMCの後工程キャパが足りず、同じくファウンドリーのUMCのキャパを借りたという報道もあった。AIチップとHBMを結合させるなどの後工程のパッケージング技術も重要な点。
NVIDIAがUMCに「スーパーホットラン」でCoWoSインターポーザ発注、台湾メディア報道(2023/9、TECH+)
https://newspicks.com/news/8882333
メモリ、後工程、どちらかの供給力が足りなければ、需要があっても満たせない。ボトルネックが自社ではないならASMLへの発注をTSMCは遅らせるかもしれないし(今後の需要増に備えキャパを確保するも一つの戦略)、見通しもこういう状況を反映する。
【経営企画のキャリア】憧れた会社の100年後を描くーポニーキャニオン・檀原由樹
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
「中学生の頃からポニーキャニオンに入りたいと思っていた」、というのを実現されているのがすごい!
そして、経営企画に移動されて、それまでの仕事との違いでの不安はありつつ、しばらくされて「一緒だな」と感じられたことがとても印象的。どんな仕事も、類似性を見つけられると、過去の経験・学びが活かしやすくなると思っています。
4月に異動・転職・就職された方も多いのではないかと思います。そして1か月フルに働くと疲れますし、色々な悩みや戸惑いもあるかもしれません。また、あらためてキャリアを考えられる方もいるかもしれません(自分も昔、GWに履歴書書いたりしてました…)。
GW、しっかり休みながらも、もう一息頑張ろうであったり、これからどうしようと考える拠り所に、本記事などがなれば嬉しいです!
SKハイニックス、2.3兆円投資で半導体新工場-旺盛なAI需要で
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
LLMではメモリが重要で、そこでスピードが速いHBMと言われるタイプのDRAMの需要が爆増しており、そこで先行したのがSK Hynix。
Samsungもその独走を許すはずもなく、取り組み仕掛けてはいる。
ただ、メモリは先行投資の世界。その定石に従ってSK Hynixは巨額投資をするという構造。一方で、Samsungの投資可能額は圧倒的に大きいので、追いつかれた瞬間には巨額ゆえにSK Hynixにとってはリスクも大きい。
Samsung幹部がTSMCを極秘訪問、次世代HBMでの技術協力を要請 台湾メディア報道(TECH+、2024/4)
https://newspicks.com/news/9896385
なお、技術革新側も注意が必要。下記は仕組みは理解していないのだが、HBMを使わずして(か、少なくともそれがボトルネックになっていない)、推論の性能が既存のものよりはるかに高いとされているGroqについての記事。
【独占取材】AI業界を騒がせる、話題の半導体ベンチャー
https://newspicks.com/news/9881554
テスラ「新モデル」前倒しへ、株価急伸 現行車台・生産ラインで
Kato Junユーザベース SPEEDAアナリスト
生産開始であって、量産とは言ってない。
それより気になるのは、現在のプラットフォームで、という部分。元々想定していたModel 2と呼ばれるものなのだろうか?それともModel 3(よりはもっと古く、今はかなり生産台数絞ったModel Sか…)とかのモデルチェンジによる「新型」?
車格が違うのを同じプラットフォームでやるのは至難の業。何を持ってプラットフォームとするかは難しいところもあり、カローラと同じTNGA-Cプラットフォームでノア・ヴォクシーも生産されている(レクサスUXも)。車格が違うと、同じプラットフォームでやるにしても特にギガキャストで製造してる部分は、プレスより対応が難しそうに素人的には思うが、どうだろう。
ただTeslaはこれまでもエンジニアリングは、意外だけど合理的なイノベーションを達成してきたので、そういう意味でも気になる。
NORMAL
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