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同僚の給料が分かったら? チームより自分優先に
NewsPicks編集部
川野 充季東京エレクトロン 昔ヘッドハンターで今は人事
同じポストで同じ仕事をしていながら給与に著しく差がある事は不公平の何者でも有りません。 開示するしないに関わらず、まずはきちんとそのポストの役割とそれに対する給与レンジ、評価方法を定め、その枠内で運用されている事がベースに有り、かつポストの数も明確に決めて運用がされていれば解決しますでしょうか。 アイスホッケーの例えでは、同じチーム内だけれどディフェンスとオフェンスに給与格差があり、その理由が給与交渉を有利に進めている事に気がついた選手がオフェンスを優先した、という話でした。 それぞれが違うポストだとすると (かなり単純化して記載します) ①役割 攻める 守るでは明確な役割の違いがあります。 ②給与レンジ 役割は違いますが、給与レンジは同じチーム内ですので同じとします。 ③評価方法 オフェンスは加点 ディフェンスは防点 役割に応じた評価方法が存在するはずです。 ④ポストの数 ホッケーのルールは存じませんが、通常のスポーツであれば数は決まっていると思います。 ⑤その他 今回はここをポイントに深く考察してみようと思います。 つまり、欧米では①〜④が日本以上に明確に運用されていると仮定すると、選手が途中で気が付いたように「給与交渉」というカードを切って給与レンジ内かそれ以上の金額を引き出す事に成功しているように思えます。 スポーツビジネスに詳しくは無いですが、オフェンスに花形選手が居て、彼を目当てに集客ができ、大型のスポンサー契約が得られるならば、運営側としては彼に高額報酬を払って引き止めるはずです。 そして選手側もそれが分かっているし、他から引き抜きの誘いも受けるでしょうから、つまりは給与交渉が有利になる。 しかし、プロ前の選手がこれに気が付いて、オフェンスを目指すというのであれば話は分かりますが、既にディフェンスのプロの選手が、途中でオフェンスを優先させたという事であれば、そこから花形を目指すには相当の努力やリスクが存在するはずです。 通常は衝動的にオフェンスを目指した所で給与交渉を有利に進めるだけの成果は残せないでしょう。 むしろディフェンスを極めて他から引き合いの来る選手になる方が給与交渉は有利に進みます。
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