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「地方は観光で稼ぎなさい」という号令が、甚だ見当違いである理由
山崎 嵩拓東京大学 都市工学専攻 特別研究員/博士(工学)/道産子
「観光は1つの地域振興手段である」という話かと思いましたが、それだけではないのですね。
確かに、以前読んだ論文の中に「観光は地域の様々な産業(建設業や1次産業などなど)に連鎖する」というものがありました。外からお金を落としに人が来てくれる事・様々な産業の振興に寄与する事という側面を考えると、「地方は観光」という号令が行われる理由も少しは納得できます。
一方で、現実には観光では戦えない、戦う必要がない地域もあるように感じます。号令で物事が進みがちな社会構造ですが、それぞれの「地域が当たり前に自前のビジョンを持つ」事が地方創成だと感じています。
意義ある研究を寄付で支えて 東京芸大で11のクラウドファンディング
山崎 嵩拓東京大学 都市工学専攻 特別研究員/博士(工学)/道産子
クラウドファンディングによる研究資金調達は、とてもいい流れだと思います。また、藝大自体がファンディングサイトを運営するのではなく、「既存のサービスと連携」するという点も、とてもいいと思いました。
私の友人も実際にクラウドファンディングで資金調達をしていましたが、支援が募る事によって、自分の「研究に対して社会的な意義」を感じていたと思いまし、「遂行の責任感」も出てくると思います。
一般の人の感覚を意識したり、社会の関心を踏まえて研究している方が、その成果の伸びしろも広がると思うので、賛成です。ちなみに「研究者は社会の関心に目を向ける必要がある(特定の場面では)」という論文を先日書きました。
【石川マーク健】デザイン思考が生む“最先端の教育空間”
山崎 嵩拓東京大学 都市工学専攻 特別研究員/博士(工学)/道産子
最近の1つの潮流として、「情報空間上で試行」され軌道に乗った仕組みが、「実空間に波及する」という事象があるように感じました。
情報空間でのサービス展開はスタートの敷居が低く、試行錯誤が可能です。そこで得た知見やノウハウを参考に、実空間における体験としても提供可能な形にアウトプットしているように感じました。
例えばVEGERYというアプリとVEGEO VEGECO 根津の実店舗も同様のパターンではないでしょうか。
また、すこしズレた話かもしれませんが、Newspicksがこれから紙媒体に出ていくという点にも共通性を感じました。
ビジネスにおいて「情報空間→実空間」という矢印が今後強くなるかもしれないですね。
【藤原和博】日本最大の発明。それは「上質な普通」にあり
山崎 嵩拓東京大学 都市工学専攻 特別研究員/博士(工学)/道産子
「上質な普通」を意識したことはありましたが、それが「得意」という視点は持っていませんでした。
都市の話で言えば、札幌は住みたいまちランキングで常に上位ですが、際立った観光地がたくさんある訳ではありません。おそらく、普通の空間が上質(整然としている事など)のために、評価されている気がします。
アメリカのポートランドもまた、そのような都市戦略がとられているように感じました。
アパレル業界でユニクロが世界中に受容されているのは、この上質な普通がうけ入れられている為と考えられます。上質な普通は展開力があると思うので、都市においてもありふれた空間の質を高めるプランニングに、もう少し目を向けても良いように感じました。
「JAのコメ」に産地偽装の疑い、魚沼産に中国産混入
山崎 嵩拓東京大学 都市工学専攻 特別研究員/博士(工学)/道産子
こういう報道があると「やはりJAは・・・」となりがちですが、少し注意が必要な点があります。
私もJAの施設を研究対象とするまでは知らなかったことですが、国・都道府県・市町村のことをすべて「行政」と呼びますが、JAにも同様の構造があります。中央会・グループ・単位農協の全てがJAと呼ばれる中で、今回問題視されているのはどうやら一つのグループのようです。
JAの構造的問題を指摘するような記事も多いので、相関が無いとは言い切れませんが、京都府の問題で北海道の札幌市も役所の体制を見直せ!と言われるのは少し間違っているかな、と思ったので、書かせていただきました。
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