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上場企業の女性CEOは1%──2024年ジェンダー平等レポートから読み取る、DE&Iの現在地
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
やや上昇はしましたが、まだまだ伸びしろだらけ、と認識しています。
「ダイバーシティ」は今まで人事施策の一貫として捉えられてきたように思いますが、人的資本・サステナビリティの中に含まれた、経営戦略の議論の中にあるべきものです。
>一人ひとりのウェルビーイングも含んでしまうと、事業の収益に影響を及ぼすのでは? という危惧も少なくない
この声もたくさん聞きますが、時間軸の捉え方次第なのではと考えており、中長期の成長、経営におけるサステナビリティという考え方のもと、異なるアングルからの議論ができるといいのでは、と感じています。
退勤後の部下への連絡が違法に? 米カリフォルニア州の法案が物議 | 「つながらない権利」か「職場の柔軟性」か
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
以前からあった話題ですが、改めてかなりの極端さです。
受け取り手の通知コントロールに委ねるというわけにはいかないのですね。
もちろん程度によります。朝出勤すると大量の上司からの未読メッセージが・・となると、そりゃあ憂鬱な気持ちになるかもしれません。一方で、稀に急ぎの要件で連絡せざるを得ない、ということもあるでしょう。
逆の見方として、管理職の事情もあります。上司が子育て中で、退勤前後の時間帯が保育園のお迎えなどで稼働できず、早朝や夜間にその分稼働することもあるでしょう。そうなると、常に同期コミュニケーションだけで業務を進められない、ということも考えられます。
常に同じ時間、オフィスに出社して仕事をするのが当たり前だった時代から、ワークスタイルも多様化してきました。個の時代に適したあり方を考えていかねばなりません。
IT企業のリモートワークは今も続いているのか?完全出社必須なら62%の従業員が離職を検討
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
転職エージェントとしての現場感覚にも近いと思える内容でした。
リモートワークを継続している企業はまだ一定あり、「完全フルリモート」よりハイブリッドに個人・企業双方のニーズが収束しつつあるように感じます。
>完全出社や完全リモートよりも、ハイブリッドによる柔軟な働き方を行なえる企業のほうが、3年以上勤務したいという意向が強いことが分かった。
弊社も完全リモートの働き方をしており今後も継続予定ですが、組織運営の難易度は非常に高いです。(その分チームビルディングやコミュニケーション活性化のため、様々な施策を取っています)小規模組織だからできる、また採用を優位に働かせるための「弱者の戦略」であるとも認識しています。
なので、全ての企業がリモートワークに振り切るべきだ、とは思えません。
かといってフル出社は、マネジメントする側からすると「その方が楽」という感覚もあるかもしれませんが、記事の通り従業員側の気持ちはやはり離れがちです。
さらに、優秀な人材を採用するハードルは非常に上がるのではないでしょうか。
(30代共働き世代の転職支援をしていると、毎日出社でも問題ないです!という方にお会いすることはほぼありません)
人材の獲得、定着を見据えた最適な形を企業は模索していく必要があります。そしてリモートワークを継続したい方も、その環境を享受するだけでなく、企業に必要とされる人材として成果をあげていかねばなりません。自分たちでお互いWin-Winな状態を作っていきましょう。
「子持ち様」と呼ばれる子育て社員。対立招く企業の構造に問題は
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
「子持ち様」についてのハフポストさんで、コメントさせていただきました。
なんとなく聞いたことあるレベルの単語だったんですが、Xで検索すると中々の投稿ばかりで、自分の見えてない世界を痛感しました。
「分断して統治せよ」という言葉があるように、ここで対立構造が生まれるのは決して自分たちのためにならないと思っています。
最終的に、「みんなが働きやすい社会」にしていかねばなりません。仕事しながらの子育てというケア責任は、これまで女性のみが背負ってきた構図でしたが、今や男性もその当事者としての責任を担い始めた、社会の過渡期です。そしてここから先は介護の課題がより大きなものになっていきます。
休まず長時間働ける、緊急対応ができる人、かつ日本人だけを雇用し、優遇するという考えでは企業運営が成り立たない、という世界観はすでにブルーワーカーの世界から生まれつつあります。
XTalentとしても、労働市場のあるべき姿を目指してアクションとっていきたいと思います。
【ライドシェア、残業上限、値上げ】4月から変わる7つのこと
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
深刻な人手不足はブルーワーカーの世界から始まり、私たちの実生活にも大きな影響を与え始めます。もはや他人事ではなく、人口減少社会が目の前に迫っています。
また、これも見過ごされがちな社会問題。
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現行の民法では、離婚から300日以内に子供が生まれた場合は前の夫の子だと推定することになっている。
しかし、前の夫との子になることを避けたい母親もいて、出生届を適切に出さず、戸籍のない子が出るケースがあるという。
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よく考えたら、めちゃくちゃとんでも無いことですよね?様々な法令が、今の社会のあり様に合わせて変わらねばならないタイミングであると感じます。
一日8時間労働は長すぎる?働き方改革の「万能薬」とは?企業の働き方実態調査
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
「子どもを産み育てたい」と思える理想の労働時間は6時間、という調査結果。
ここはいろんな意見があるかと思いますし、特に業界によって前提条件が大きく変わってくるのかな、とも思います。
調査の中でも「長時間労働に陥りやすい業界や、深夜の業務がある業界」への言及がありますが、肉体的な負担の大きい仕事については今までの当たり前を見直していかねば、どうしても体力のある人しか続かない状況になってしまいます。
もしかするとホワイトカラーのデスクワーク中心の業界であれば、また少し異なる結果も出るのかな、という気はしました。が、いずれにせよ長時間労働が当たり前、長く仕事をする人が評価される、という構造に限界があるのは変わらないかと思います。
育児中の女性=時短勤務と捉えられることはありますが、意外にフルタイムでのキャリアを希望する方も多くいらっしゃるのです。
特にこれから男性の育児参加が進む中で、「子育て中の女性」というキーワードで一括りにできなくなりつつあります。元の記事と同じ結論ですが、多様な働き方を叶えられる環境であることが人材獲得の鍵になってくるのは間違いないのだと思いまsy。
なぜ富士通には、女性が活躍できる環境があるのか
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
女性活躍という言葉に違和感をもつ方も多いように思いますが、じきに使われる言葉も変わってくるはずです。
ライブイベントを迎える女性が働き続けるための制度が整備されるフェーズから、今や男性も育児・介護参加のための制度を活用できるフェーズへと変化してきています。
どうしても移行期間は様々な声もありますが、本質的には女性活躍は「みんなのため」に必要な取り組みであるというのが、自分の考えです。
ダッシュボードで休暇の取得状況が可視化される、というのは見せかけでない力の入れ方を感じました。富士通さんのこれからの変化はとても興味深いです。
現場は「人手不足」を主張しても、会社は「上司のスキル不足」と却下管理職が「罰ゲーム化」する負のループ
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
「マネジメントの課題」は大企業でもスタートアップでも必ず上がる話題ですね。
人事と管理職の認識ギャップがあり負のスパイラルに陥っている、という構造はたしかになと感じさせられるものがあります。
多くの企業で女性管理職を増やす取り組みに力をいれていると思いますが、
「会社からは管理職になることを求められているが、この会社で管理職にまで上り詰めたいと思えない」という声は転職相談のシーンでもよく聞きます。
人手不足、生産性、組織のジェンダーギャップ、様々な要素が絡み合っており、日本企業の成長における大きなボトルネックのように思います。
男性育休取得率の目標設定を義務化 従業員100人超の約5万社対象に 閣議決定
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
育休義務化もですが、以下の話もポイントですね。
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また、子どもの年齢に応じて柔軟な働き方ができるよう、3歳から小学校入学前の子どもをもつ従業員が、▼テレワーク、▼時短勤務、▼始業時刻の変更など、複数の制度の中から働き方を選択できるようにすることが企業に義務付けられます。現在、残業を免除される従業員は子どもが3歳までとなっていますが、小学校に入学するまでに延長します。
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この動きに懸念の声もあるとは思いますが、
ワーキングペアレンツのキャリアに日々向き合う身として、多少強引でも必要な変化であると感じます。
男だから、女だから、という固定観念から開放された社会のためのプロセスですね。
【国際女性デー】坂東眞理子が女性の逃げ癖に一喝「覚悟を決めろ」
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
国際女性デーにあたり様々な方、企業から発信があり沢山読ませて頂きましたが、個人的に最も響いたのはこのインタビューでした。
何事も、物事には複数の側面があります。
ジェンダー平等においては、男性優位につくられた社会構造に多いに問題がある。法整備や企業の取組りも進み、環境として整ってきた面もあれば、一方でアンコンシャス・バイアスをはじめとした「目に見えない壁」はまだまだ多々ある。
ということも前提にした上で、男女役割分担の固定観念が残っているからこその、女性側の意識変革も必要なのは確かだと感じます。
(ただこの話は、問題の構造理解をすることが大前提で、そのうえで、数ある課題の一つであると捉える必要があります。その理解なくただ単純に「女性の意欲が低いのが問題だよね」とマジョリティである男性が発言するのは大いに違うかな、と思ってます)
先日ある女性から「自分の夫より稼ぐのは良くないことだと思っていた」という話を聞きました。決してそんなことないのに、まさに自分を縛るアンコンシャス・バイアスです。
自分の子どもたちの時代のためにも、一人一人がその可能性を最大限発揮できる社会のあり方を目指していきたいですね。
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――今、働いている30~40代の女性たちに、どんな志をもってほしいですか。
志とか、そんなふわふわのことじゃなくて、ちゃんと「覚悟を決めろ!」と言いたい。「定年まで働くんだ」「途中で逃げられないんだ」という覚悟を。いろいろな意味で女性は「逃げる自由がある」とまだ思っているのがもどかしい。
男性よりも長い人生、90歳ぐらいまで生きる自分が、どう充実した人生を送るか、どういう経済的基盤を持つのか。夫が責任を持ってくれるのでも、子供が面倒みてくれるわけでもない。自分が責任者なんだよ、と。
――共働きは、一方がメインで働いて一方はサブ、どちらかが1歩引く。結局、女性が引くことの方が多い。
20世紀型の家庭の幻想から抜け出せていない。よくあるケースが、専業主婦の母親に対して、働いている私は十分なことをしてなくて子どもがかわいそうと思ってしまう。自分で自分をアンコンシャスバイアスで縛っている。自分がそこから解放されないとダメです。
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女性の働きやすさ、日本は29カ国中27位 英誌エコノミスト
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
今日は国際女性デーですね。
毎年発表されるこの指標、日本の下位が定着してしまっています。
政治・経済共に女性リーダーの不在が課題。
この話には必ず、「女性の意欲にも問題があるんじゃない?」という反論がきますが、そこで議論を放棄するのはとても危険です。
要素が絡み合った構造的問題に対して、過度な単純化をしてしまうと議論が進まなくなります。
敢えて単純化したまま答えると、男性にも意欲の低い人はたくさんいるでしょう。根本には過去の世代から引き継がれる男女の固定観念、家庭や教育から刷り込まれる「男らしさ」「女らしさ」、それは進路選択でも、社会に出てからも直面します。
そして元々は積極的にキャリアを築こうとしていた方も、ライフイベントの中で諦めざるを得ない、キャリアをパートナーに譲り自分は家庭中心の道を歩む..
こうした諦めの結果が今起きていることなのだと捉えています。
そしてこの構造の中で、男性の生きづらさも生じているのが現代の課題です。
ジェンダー平等は女性のためだけでは無く、あらゆる人が自分らしい生き方を選ぶために必要なものである、と自分は考えています。
妻のキャリアを理解、子どもと過ごしたい 夫の転職が増加傾向「夫婦で長く働く」を模索
上原 達也XTalent株式会社 代表取締役 ー 共働き3.0世代のキャリア支援
弊社の事業部長のコメントも記載頂きました。
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「妻ではなく、夫が職業を変える選択をする事例が増えてきています。いつも何かを犠牲にするのは女性だった社会が、少しずつですが変化しているのを感じます」
と話すのは、人材紹介事業・DEIコンサルティング事業を提供するXTalent(東京都港区)の大野綾事業部長だ。同社では「キャリアと家庭をトレードオフしない働き方を提案したい」と19年からワーキングペアレンツの転職サービス「withwork」を展開しているが、ここ数年、特に男性側からの転職相談が増えているという。
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世代間の意識のギャップは、どんどん大きくなっていると感じます。
多くの会社で、ライフイベントがあると女性は「働き方重視のアサイン」となることが良きこととされていました。
しかしそこに女性が違和感を持ち始めるのと同時に、男性も「男だから変わらず長時間労働」という固定観念から外れる方が増えてきました。
「女性に活躍してもらう」ではなく、性別関わらずサステナブルに働けることになっていくことが、最も社会の生産性を押し上げるのではと思います。
伴って、企業側が内実ともにアピールすることも変わってくるはずです。
実際に働き方が柔軟、育児と両立しやすい環境だとしても、「ママも働きやすい環境です!」とアピールすることは、実は逆効果かもしれません。
女性が家事育児と担うという前提のカルチャーなのか、という印象になると、そこに違和感を頂く方も出てきます。
優秀人材の獲得、そして活躍促進のため、企業のジェンダー意識もかわっていくべきタイミングになってきているのだと思っています。
NORMAL
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