五島 可貴

ラストワンマイルのコストのしわ寄せは、結局EC事業者やひいては購入者に回っているため、この取り組みが早く実現されると良いなあと思います。都市部では電線の地中化と両輪で進むイメージでしょうか。 自走宅配ロボットとの競争となるか、用途や地域によって使い分けが出来るようになるか楽しみです。

再配達のコストは、物流倉庫会社からEC事業者、ひいては購入者へと転嫁されていきます。 三方悪の状況を解決する、素晴らしい取り組みだと感じます。モールでの購買体験の向上を目指すプラットフォーマーからも注目されそうです。

以前不動産投資関連の仕事をしていた時に、当時インベスターズ(現TATERU)の物件の事業計画書を、その物件を購入しようとしているから見せていただいた事があるが、誠実な事業計画書とは程遠いものだった。 金融機関だけではなく、不動産リテラシーが低いサラリーマン投資家を騙そうとしているのが透けている計画書の作りだった(本来建物代金に含めるべき費用をその他の費用に参入し、見かけの利回りを高く見せるなど)。 当時マーケティング手法は他の追随を許さないほど垢抜けており、ブランディングも成功していたため業績は伸びていたが、計画書を見てとても残念な気持ちになったのを覚えている。 物件が欲しいという気持ちにつけこみ、リテラシーが低い人に向けて高金利なローンを組ませつづけないと回らないビジネスモデルだったと記憶している。被害者が増えない事を祈るばかりだ。