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東大、27年秋に新課程創設へ 文理融合型で5年制
共同通信
邱 健誠
【異議】カレッジ・オブ・デザインに非現実的な期待を抱えるな 学問の自由という名のもとで、東大の学部は縦割りでそれぞれ絶大な自治権を持っている。なので学長のリーダーシップで既存の学部を改革することはほぼ不可能。そもそも学部ごとに規則が違う。 したがってここ十年、東大の経営層は小規模で先端的なプログラムを初めて、局所的に改革を進めることしかできない。今回のカレッジ・オブ・デザインもまたそうだ。 私はPEAK(教養学部英語コース)という、そうした小規模先端プログラムの一つに所属している。PEAKは総合型選抜、英語授業、秋入学、(ある程度)文理融合、留学生がメイン--驚くほどカレッジ・オブ・デザインに似ている。 PEAKは創設から10年経ったが、ひとりPEAK生として言えるのが、PEAKは本来、「東大の出島」と言われ、既存の学部に国際化など良い影響をもたらすと期待されていたが、いまやむしろ既存の学部、大学のコミュニティに疎外されている。多くの学生はPEAKの存在すら知らない。さらに近年では、「どんどんトウダイ的になってない?」と、PEAKの特殊性と独創性が失われつつあることを危惧する先生もいる。ひとりの先生によると、1%の学生に全体に及ぼす影響を期待するのはそもそも現実的ではないという。 では同じく文理融合、留学生、英語授業、総合型選抜、少人数を掲げるカレッジ・オブ・デザインは成功するのか。私は悲観的に見ている。もちろんこの課程自体にはいろんな優秀な学生が集まるだろうし、素敵なところになるのに間違いない。しかしそれによって、東大が変わり、法経済教育文理工学部が変わることはないし、ましてや国際ランキングで上がることや全体的な競争力を増すことは無理がある。
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【戦慄】あまりにも周到な、中国の「台湾統一シナリオ」
NewsPicks編集部
邱 健誠
台湾人です。 この筆者の論点は少数派であることに注意していただきたいです。アメリカや台湾においては、「27までに戦争が起こる」と思っている専門家も、「中国がすでに平和の手段を放棄した」と思っている専門家も少ないです。CSISというアメリカのシンクタンクが中国と台湾両方をわかる専門家に調査したところ、「2049年までに統一する」(44%)と「統一が可能である限り、中国は永遠に待てる」(42%)と考える専門家がほとんどです。一方で、筆者のように「今後5年間以内に統一する」と考える専門家はわずか3%です。 中国共産党は確かにずっと台湾統一を目標として掲げてきました。しかしながら、習近平の演説を見ると共産党の目標は統一だけではなく、経済の発展や国内の団結なども含まれることがわかります。グリーンエネルギーの発展に割く文字数は祖国統一に割く文字数より多かったりします。中国軍のタカ派の人の思想だけを引き合いに出し、統一の優先順位が経済発展より高いと主張するのは、説得力がやや低いです。 共産党は統一のタイムラインを掲げていません。また、現在3期目の習近平は絶大な権力を持っており、無事4期目をやれそうです。習近平は3期目の間に(27年までに)統一を成し遂げなければならないというのは、論理が破綻しています。なぜなら4期目もできるからです。 台湾有事論は日本で流行っています。憲法9条の歴史背景のためか、日本の読者はそれを好んでいます。現に、この連載では台湾有事論を唱える第3回のピックス数が、台湾人の本音を正確に捉える第2回のピックス数より遥かに多いです。Newspicksに限らず、恐怖を煽ったほうがPV数が稼げるのです。しかしそれは現状への正確な理解につながりません。メディアは人の「理解」を促進するもののはずです。ところが、センセーショナルなタイトルをつけて、少数派の意見を大々的に紹介し、台湾有事論を一方的に煽るNewspicksはその責任を放棄したと言わざるをえません。Newspicksの読者には投資家や事業主が少なくありません。彼らの判断にも悪影響をもたらし得ます。 Newspicksさん、今度は台湾有事の可能性をしっかり検討する連載をやりませんか?
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デューデリだん!
NewsPicks
邱 健誠
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