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じつは「牛のゲップ」よりメタン排出量は多いんです…意外と知らない「日本人が大好きな食べ物」
梶岡 秀吉有限会社 梶岡牧場 取締役
畜産のメタン排出などの問題はYoutubeの『切り抜きさん』みたいなイメージで捉えてます。本質が外れたところで端っこを摘ままれる情報は,それを見聞きした人の考え方のメインストリームになり,バイアスを生むことになります。
例えば,【家畜用飼料の86%は人間が消化することができないもの】
をルーメン内の微生物たちが消化し,生成した揮発性脂肪酸(VFA)をエネルギー源として牛が利用し,牛肉や牛乳といったタンパク質として我々人間に提供してくれている事実はメタン排出の場面では語られない...というかこの事実を知らない評論家の人も多いです。
『鳥の眼,虫の眼』で本質を捉え,芯を喰った議論って大切ですよね。
ご興味のある方は,二人の知人の対談について書いた私のブログをお読み頂ければ。
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梶岡 秀吉有限会社 梶岡牧場 取締役
『【成毛眞】2040 未来からの提言』シリーズには本当に視野を変えて貰いました。
DNAから核融合…
これから2040年に向けて、今の自分、今やっている牧場という事業が、どう変わらないために変わり続けなければならないか、考えるきっかけを頂きました。
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#10年ベストピック
モスバーガー、一頭買いした黒毛和牛を使ったバーガーを100万食限定で発売
梶岡 秀吉有限会社 梶岡牧場 取締役
『一頭買い黒毛和牛』とかキャッチーな言葉だけが走りすぎないか?
『正しい黒毛和牛の価値創造』について生産者目線でちょいと考えてみた。
これはモスの高い原価率(一説には50.7%といわれている)をもってしてもザックリ逆算すると,
再肥育ほとんど無しの経産黒毛和牛か,保管在庫支援肉しか思い当たらない。
詳細は敢えて書かないが,350頭 100万食 @690円 という数字キーワードから。
すがけんさんの #小さく分けて考える クセが付いたのか,色々と細分化して考えてしまう(笑)
やはり『黒毛和牛一頭買い』ばかりが一人歩きしそうで心配...。
もちろんモスバーガーなので,しっかりと美味しいバーガーにまとめてくるのは想像できる。
しかし『ちゃんと伝える』こともして欲しいのが黒毛和牛の生産者としての心情。
「生産者との絆を強め,日本の農業をもっと元気に。」と掲げてるモスフードならなおさら。
「ヒレもサーロインも含め19部位すべてをパティに」っていうプチ贅沢を謳うのならば,
せめて1,500円くらい(それでも安いと思う。。。)にして黒毛和牛の価値をキチンと伝えて欲しいと生産者は願う。
大企業の企業努力でなせる技!売れてなんぼ!と言われれば返す言葉はないのだが..。
とはいえ,畜産業界として買い支えて貰えてる事実だけは本当に有り難い。
ただ,
『北風と太陽』の話ではないが,
瞬間の風では無く,
太陽のような先々を見据えた食品業界の温かな買い支えと,
『正しい黒毛和牛の価値創造』が,
今の日本の生産者には大切なのだと思う。
もちろん,私も一度はしっかり味わってみようと思っています。
モスさん!私の大好きなモスさんだからこそ,黒毛和牛を安売りしすぎないで!
世界に誇れる黒毛和牛の安売りは長い目でみたら誰も得しない。
【挑戦】「フォード式」培養肉革命を起こす
梶岡 秀吉有限会社 梶岡牧場 取締役
さて,直近年での培養肉界隈がどんな動きになるのか?
生活者がどう判断,イメージするかで世の中での培養肉のカラーとポジションが決まる。
製造コストの問題がクリアされるのと並行して,ウオッシュじゃなく,ファクトを持って,アニマルウェルフェアなどの『動物愛護』の観点,メタンやCO2などの『環境問題』の観点から『慣行畜産』(敢えてそう言うw)と『培養畜産』をどう位置づけられていくのかをきちんとした視座で冷静に見守りたい。
培養にはしばらくは添加物が必須になるだろうから,食品としてそういう視点も持っておかなければならない。
その上で中期的に見て牛肉生産の世の流れがどうなっていくのか...。
培養肉は理論上『遺伝情報の再現性をもって美味しさが担保』できるので生産者としても注目しているところ。
色々と思いはめぐりますが,我々牛飼いとしては粛々と「美味しい和牛を育てていく為に何をすれば良いか」をブレずに考えておかなければならないな...と思う今日この頃です。
牛飼いとして数十年、牧場の現場に身を置きながら、2018年インテグリカルチャーの羽生くんと出会い、培養肉に興味を持ち、綴った想い↓↓↓を振り返る記事でした。
https://x.gd/cQBzM
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