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【GO三浦】大炎上時代に「広告産業」はこう向き合え
NewsPicks編集部
成田 亙東海学園大学 准教授
3つ目の眼も、実際のところ随分前から今のクリエーターたちが意識していることではないでしょうか。"世間" にどう見えるかを考えないでやってきたのは古いタイプのクリエーターのように思います。 問題は、クリエーターたちはピラミッドの上層階に住んでいる場合が多いので、特殊な世界にいる若手なので、どんなに考えても気づかずに"世間"との乖離が生まれてしまうこと。それとどんなに想像力を駆使しても、想像もつかないくらい多様化しているので、努力に限界があること。 例えば、今でも多くのグラフィックは老眼の消費者を想像すらできないので、この年代にはボディコピーを読むことは難しい。色覚にご苦労される方の色も意識していないのが多い。 「より遠い人に、より多く事前に見せる」ことは1つの策だと思う。全くクライアントとも広告業界とも異なる人。時間がなかったり、的外れな指摘でいじられたくないなどで、社内で見せるのもいやがるクリエーターが昔は多かったですが、社会の批判に事前にさらすことで、より強い広告ができると思っています。それによって丸い案になってしまうと恐れるならそれまででは。客観的な反論ができるかどうか。他方、軋轢の可能性を理解した上で、進める決断力も必要かと思います。 プリテストはクライアントがやるものではなくクリエーターこそやるべきだと思う。やれるだけの時間を持てるスケジュール管理ができるかどうかもクリエーター気質にとってかなりの難題ですが、クライアントの理解も必要でしょう。
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