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突出した才能ありながら対人関係などで困難、「ギフテッド」の子供たちを支援へ…文科省
深澤 静臨床心理士/公認心理師
ギフテッドの子らに限定すべきでない。ギフテッドの方々は、能力のアンバランスが激しいことが往々にしてあります。アンバランスは誰にでもありますが、全体値が高いということは、アンバランスの差も大変大きくなりがちです。
誰にでもあることですが、得意な部分にだけフォーカスを当てられるのは本当に辛いこと。苦手な部分を否定しようとする、克服させようとする昔ながらの日本人気質が、文面からうっすらと感じられます。
現在、公立校ではこういった子たちのための情緒固定学級の設置が目指されていますが、すでに設置されている中学校であっても、ギフテッドのような高IQ生徒に対する支援指導は遅れている現状にあります。対処方法がわからないので。なので、多くの高IQ生徒たちは自宅学習を余儀なくされています。
念のためですが、学校現場から放置されているわけではなく、教師の指導方針と家庭や本人の意向が噛み合わず、すれ違いになることによって、結果的にその選択になることが多いように感じます。
学校に子どもが合わせるのではなく、学校が子どもに合わせる教育へ、という方針から法律も改定されて10年以上経つというのに、残念でしかありません。
それでも遅々としつつも進んでいることを評価したほうがよいのでしょうか。変化することの難しさを痛感します。
社会がもっと広く、自らに合った方法を多方面に選択できるようになるといいですね。
「発達障害の子、退園も」保育施設の規則に 差別解消法抵触の恐れ
深澤 静臨床心理士/公認心理師
就学前で信頼できる発達障害の診断がつくことは少ない。発達障害に精通する小児精神科や小児神経科のドクターが少ないことも一つだが、判定できる信頼性のある検査がとりにくい上に、園から勧められても病院につながるケースも少ないから。三歳児健診までで指摘を受けても、保健所への相談で留まるケースもある。
また、発達障害もスペクトラムの概念へと変わり、近年ははっきりと「発達障害」だと断じられるケースも減りつつある。DSM5の診断基準も、「社会生活上の困難」が入ってきたこともあり、もっと診断する意味などが問われるようになってきている。
そんな中でこの話題は、障害者差別解消法の抵触もだろうけど、根本的に人権問題じゃないかと思える。発達支援が必要なレベルの子は近年減ってるし、グレーゾーンでそこまでの対応が必要だとすると環境要因や保育士の勉強不足の面も考えざるを得ない。そこまでのレベルの症状を出させたとして。
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