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【衝撃】スノーピークが前年比99.9%減益でMBO実施へ
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
茶道を嗜む者から、野外での野点はなかなか楽しいが、その道具えらびには悩まされていた。
数年前にスノーピークが中川政七商店とのコラボで発売した野点セットはすぐに完売するヒット商店だ。
しかし、値段は35000円と高い。
スノーピークのブランディングは高付加価値、高価格だと思うが、これまではそれが奏功してきたようだ。
しかし、今、果たして高付加価値が保たれてるのかが疑問に思う。
野点セットにおいても、カッコ良さに振れすぎてるように思う。
お茶で大事なのは茶碗だ。
しかし、それがステンレスではどうなんだろう。
口当たりが全く茶道にならない。
本物を知る人からするとなんちゃってになる。
この辺りが気になるところだ。
飛ぶように売れる「インバウン丼」、強気価格が映す安いニッポン
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
本当に良いもの、価値あるものを高く売るのは正しい。
商品の価格と品質はバランスが取れなければいけない。
今の所得の二極化が進む中で、安くて美味しいモノと高いが本当に舌を唸らせるものしか生き残れないのは正しい姿だといえる。
しかし、いまのインバウンドマーケットにはそうとは言えない価値のない便乗商品、サービスが溢れ出しているようにも思える。
しかし、これも言語の壁、SNS など情報がデジタル技術によってまもなく淘汰されるだろう。
ただ、気になるのはメディアはすぐに値上げに敏感に反応して、temuなどの低価格商品などを取り上げて、モノの価格が上がることに対してネガティブな記事を書く。
すると、モノの価格を上げづらい雰囲気が蔓延してしまう。となると、価格を上げずに利益を上げる戦略を企業は立てざるを得ない。だとすると、賃金は上がらない。
メディアの責任は大きいように感じる。
セブン&アイHD、そごう・西武の売却額は8500万円と発表
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
丸井を百貨店の範疇で捉えてコメントされている方がいるので、百貨店業界に長くいた、専門家として少しコメントさせていただきます。
丸井は百貨店業態ではありません。
今、百貨店の魅力として考えられているのは、富裕層の塊である外商顧客を持っていること、そしてその年齢層が若い世代にも広がってきていることが挙げられます。また海外のインバウンド需要で求められるラグジュアリー商材を多く持っていることも挙げられます。
この2つとも丸井には存在しません。
若い富裕層は日本だけでなく海外の方も投資目的でロレックスの時計を買ったりしていますが丸井にはこういったラグジュアリーを展開することができません。
そういうお付き合いを丸井さんは取引先とこれまでしてこなかったのが大きな要因です。ラグジュアリーブランドがなぜ、百貨店の店舗に多く出店しているのかは外商顧客を持っているからです。
また丸井の時価総額を押し上げているのはクレジットカード事業です。
百貨店のビジネスモデルとは基本違いますし、小売業セクターだけをみると収益性が高いとは言えないでしょう。
私は決して百貨店業界にバラ色の未来があるとは思っていませんが、これからの所得の2極化が進む中で、信頼のブランドと富裕層との関係性を持つ百貨店には一定の存在価値があり、それは無くならないとみています。
ただ、その成長性というのがどこまでなのかと問われると、フェラーリがトヨタと数や売上で勝負していないように、ある一定の顧客層に向けた集中化戦略を取らざるをえないでしょう。
ただ、デパ地下のように一般大衆にも支持される部分もあるので、このバランスを一つの店舗で同どうバランス化するかが腕の見せ所です。
百貨店は一般大衆のものだという固定概念は捨て去る必要があるでしょう。
そこにヨドバシカメラが必要なのかと言われると配分の問題ではないでしょうか?ポートフォリオの組み方で店舗の顔は変わります。
ここが今回の西武池袋の1番の問題点でしょう。
【人間国宝】ディープ過ぎる日本文化体験がすごい
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
富裕層外国人旅行客に向けた体験型サービスはこれからも伸びるだろう。日本でも百貨店の外商顧客向けにイタリアの高級ブランドの本店で実際に工場を案内しながら、創業家の家でランチをするなど普通では体験できないツアーをごく少数に向けて実施している。こういうお客様はプライスレスな体験ならばお金は惜しまない。
私も自宅で富裕層外国人をターゲットに二畳台目の小間の茶室で茶事体験ができるサービスを検討中であり、石川さんの考えに同感だ。
ただ、こういうビジネスってニッチで予約が取りづらく、ここだけ、あなただけみたいな特別感が大事だからIPOってのはあまり似合わないかもしれない。
ユニクロが大幅賃上げできる「生産性」のカラクリ
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
ユニクロの経営はマクドナルドやアマゾンと似ている。一握りの優秀で高給取りの人間が戦略を考えて、それを現場に指示命令して実行させる。
そして日本の小売にとって一番大切だと思われてきた、おもてなしの心や顧客の琴線に触れるサービスは自動化、IT化などで代用されている。
常に成長を求められる上場企業にとってはこれは宿命なのだろう。
一方でマイクロツーリズムを唱える星野リゾートの星野さんが話されるように、大手企業にはできない、右肩上がりに成長はしなくてもいい企業にしかできない、素晴らしいビジネスモデル、商品、サービスはどんどん増えてくるようにも感じる。
アフターコロナの世界ではこういう中小企業ビジネスをいかに育てるのかが大事なんじゃないかな。
ユニクロのエリートってみんな中途採用の人ばかりですよね。やはり二極化しないと企業は生き残れないのかなあ。
【直撃】MUJIアパレルのトップが語る「V字回復への道筋」
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
ユニクロでも無印でもそうだが、今後の隠れたメインターゲットはシニアだと思う。
シニアを全面に出すとイメージ戦略上問題があるが、今の郊外型店舗などを見ても、シニアの買い物客でいっぱいだ。
私もそうだが、昔買ったトゥモローランドのジャケットに無印のハイネックセーターをコーディネートすれば、全く問題なく着こなせる。
やはり、ターゲットを広げていくためには、プレーンな服づくりが大切だ。
ユニクロはシニアとヤングに対応できるよう、サイズをスリムなどに分けている。
私は無印のファンだが、最近はあまり買わなくなっていた。
コーデで邪魔にならない服作りを希望します。
頑張ってください!
セブン、広告事業参入 1900万人登録自社アプリに掲載
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
私が百貨店にいた頃からリテールメディアで稼げないかといつも考えていた。しかし、単独では全く価値はなかった。
例えば、百貨店の店舗のショーウインドウも他社にも価値があるのではと思ったが、内部的には店舗全体のコンセプトとの整合が問題となったし、一番はそこに大きな価値を認めなかったのが取引先であり、広告代理店だった。広告料は払ってまではと思われていたように思う。
今のリテールメディアはあくまでもネットでリーチできる会員数だろう。
となると会員数の多さが重要であり、百貨店などのクレジット会員の数ではどうしようもない。
ただ、マスではない、ニッチなマーケットでの広告には価値があるかもしれない。今、勢いのある若い富裕層に向けたリテールメディアだ。
外商顧客のデジタル化は各百貨店が取り組んでいるが、さらにニッチに進化させるのもアリかもしれない。ただこういうメディアは表にはなかなか出ないし、出す必要はない。
【NY発】投資家がお金を入れまくるコーヒー屋に行ってみた
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
昨年に中国のZ世代を調査した時に、彼らも既にスタバはダサいと。でも30代、いわゆるジョウリンホウと呼ばれる80年代の若者はまだまだスタバに憧れを持っていました。この流れは世界的なんですね。
今、神奈川県の真鶴に住んでるんですが、毎月のように小さなコーヒー豆屋さんができています。
しかも、営業は週2回とか3回とか。メインはネット通販みたいです。ほとんどが都会からの移住組なんですが、これでビジネスが回ってるのかなあといつも疑問に思っていました。
この動きと同じなのがクラフトビールですね。
真鶴にもHumans Beerというのがあります。美味しいんだけど、1本700円なんですよね。
毎日飲むビールではないなあと。コーヒーも外で飲むと400円前後。家で飲めば一杯30円くらいかな。
今のZ世代は外でコーヒーを飲むのがスタイルなんでしょうね。
つまり、居酒屋でビール飲めば最低400円、でも家で飲めば150円って感覚なのかな。
お酒だと高くても払うミレニアル世代からすると、お酒をそもそも飲まないZ世代にはコーヒーは外で飲むことでストレスが発散できるものなのかもしれないですね。
7&IHDがそごう・西武を売却へ、明日にも発表-関係者
藤野 晴由松風庵 フリーランス(流通コンサルタント、茶道家)
今回の買収で、ファンドはもう百貨店というビジネスモデルは取らないでしょう。
今の百貨店の強みはターミナル立地のデパ地下、富裕層向けのラグジュアリー集積地になっています。特に若い世代の富裕層を新たな外商顧客として取り込もうと必死です。しかしこれができるのは長年にわたって外商部隊を育ててきた老舗百貨店しかできない。三越伊勢丹、高島屋、大丸松坂屋です。
銀座松屋はすでにお店の多くのスペースをLVMHに明け渡してしまって、独自性というのは難しくなっています。
そごう、西武の場合、旗艦店である池袋、横浜、千葉、広島ですが、どこも建物が老朽化しています。
このビルを百貨店として再生するにはROIが成立しません。
やはり、有楽町そごう跡のビックカメラのような形になるのでしょう。
百貨店業界にいた人間としては水島社長時代のイケイケそごうの時代とか、美味しい生活で素晴らしい広告戦略を展開したセゾングループの西武百貨店は懐かしいです。
西武百貨店だけがラグジュアリーブランドをフロアの高層階で展開できたんです。これはブランドとの強い絆と力関係がある西武にしかできないことでした。
店づくりをしてきた私にはめちゃ羨ましいフロア構成でした。
すでに西武、そごうには昔の面影、社内文化はなくやはり、コンビニ経営的なデータ経営がされています。
百貨店経営を全てデータ経営にしたら、今の株式市場では百貨店は存在できません。
SGDSの時代は百貨店の良いところを持続しながらも、会社全体では高効率経営できるような事業ポートフォリオを組むのが求められているように思えます。
NORMAL
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