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日銀、国債購入縮小の方法検討 事実上の量的引き締めへ移行
時事通信社
森 弘樹元証券マン(京都市在住) 証券アナリスト資格
国債の購入額変更すれば、自然と金利は上がるというのが本来の姿です。 日銀としては、具体的な金利目標を設定せず、柔軟にオペしたいというのが本音ではないかと思います。 そして金利が上がると、心理的に景気トレンドが変わったと世間全体が思うという効果があると思ってます。 どういうことかと言うと、仮に一年の定期預金金利が0.50%になると、百万円に対して税引きで4000円の利息が付きます。 この数字だと金利があるなぁと感じる筈です。 今株価が一時4万円を超え過去最高値を更新しましたが、その恩恵に浴している国民はごく一部だと思います。 よく知られているように日本の個人の金融資産の54%以上は現預金で、株と投信の保有比率は15%程度です。 現預金の次は保険・年金で22%を超えています。 因みに西ヨーロッパ諸国で、現預金比率が50%を超えている国は、ギリシャぐらいです。 預金や保険のリターンは、金利に大きく左右されるわけですから、この金利と個人の景況感という相関性はそれなりにあると思いますね。 現在の1年金利は0.1%ぐらい、これが0.5%になれば、現在のスプレッドから計算すると10年金利は1.3%〜1.4%付近になります。 この程度ならば、それほど過激な金利上昇ではないでしょう。
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Bloomberg
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