ホーム
28フォロー
15フォロワー
【中島さち子】世界のエリートが数学とアートを極める理由
小川 大介株式会社素材図書 代表取締役・教育専門家
多様性を自ら体現されている中島さち子さんの、素敵な記事。教育改革の議論では、単に今の教育を否定する方向で理解している人がとても多い印象があるだけに、こういうバランスの取れた語り部がいることに大いに希望を持ちました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
20世紀の大量生産や効率化の時代には、これまでの教科書は非常に優れていたと思います。ただ、21世紀なってそれに代わるものが今はまだできていません。
自由は大切ですが、先生たち一人ひとりの力量に依存する形では限界があります。授業の準備をすればするほどいいものができると先生個人の力に頼っていたら、先生が過労死してしまいます。
だからこそ、学校の外側にいる研究者や社会人や芸術家が自分たちのやっていることの面白さを伝えるためにプログラムを作り、実践することが有効です。私のような立場の人間の役割は、ここにあると思っています。
現場に丸投げ、先生に一任ではなくて、研究者や社会人と繋がって、メンター的なサポートを受けられたら、先生も楽になるのではないでしょうか。
また、研究者や社会人、芸術家にとっても学びの現場に関わることそのものが大きな自己成長に繋がります。先生にとっても、新しい世界に出会えば出会えるほど、ワクワクするはず。
学習者主体の、でも、生徒だけでなく先生や関わる全ての人も心が動く・心が躍るような学びをデザインしていけたらいいですね。
教員定数3800人増要求 来年度予算、文科省
小川 大介株式会社素材図書 代表取締役・教育専門家
現状の学校教育の仕組みと学校に託されている期待値の過剰さを前提にするなら、教員増は必要だと思います。
ただ私が提案したいのは、発想を変えて、学校のコアタイムを大幅削減する案です。基本授業は曜日を問わず午前で終了。そして午後からは各家庭の選択(学習コーチによる個別の家庭プランニングを前提に)で、午後授業に参加するもよし、地域クラブ活動に力を入れるもよし、芸術的活動も良し、塾で学力向上に力を注ぐもよし。
それぞれの選択で専門の教員なりコーチなりが活動すればいいので、一人でクラスの責任を負い続ける小学校教員の過重労働もすぐに解決するように思います。
そして働き方改革の成果も重ねて、家族みんなで晩ご飯を楽しむ。
学校運営は、地域と家庭の参加があってこそ成立するものだと考えますので、各家庭に自分たちの選択を促す仕組みを導入できればいいのになと、常日頃考えています。
NORMAL
投稿したコメント