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【プロ直伝】知識ゼロから使える「データサイエンス」14教材
NewsPicks編集部
平田 邦紘化学メーカー 課長
データアナリティクスに関するテーマの企画会議で、「◯◯の予測」がタイトル(むしろゴール)として設定されそうになることが往々にしてある。 もちろん、高精度な予測モデル構築することは手段のひとつとして必要なことだと思う。ただ、本当に大事なのは、予測値を見た結果、それが意思決定にどのような影響を与えて、その後の行動がどのように変わり、それがどのようなビジネス価値を生み出すのか、というところだと思う。 これをデータアナリティクス部門と事業部門でしっかりと合意形成出来ていないと、データの種類や量、アルゴリズムの選定、実装する出力機能が大きくズレてとても悲惨なことになる。テーマによっては、エクセルで解決できることもあるし、ワークフローの見直しだけで解決できるものもある。 そういう意味で、競馬の例は非常に分かりやすかったので、これから使わせてもらおうと思う。 また、参考書籍として、元大阪ガスの河本さんの書籍が最初に紹介されていたことが個人的にはとても嬉しかった。データサイエンスが世間を騒がしているが、データ×AIの文化が醸成されていないと取り組みに対する社内の理解はそう簡単には得られない。そういうことを分かりやすく、かつ、具体的な解決策も提示してくれているのでお勧めです。
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「AI大国」へ中国加速=「30年に世界リード」-追い越せ戦略に米警戒
時事通信社
平田 邦紘化学メーカー 課長
正直、中国のAIに関する昨今の取り組みには、とてつもない驚異を感じる。 この記事にある通り、AIを導入する際のOutcomeとして、中国では(良し悪しは別として)「党のおかげと感じさせる」ことに注力しているのであれば、AI導入の姿としては大きな間違いが少なくなる。 なぜなら、AIは所詮生活や研究開発を改善させるためのツールであり、それを用いることで国民が幸福(となるかどうかは分からないが)となる指標を改善しようという正しいAI活用の姿が形成されるからだ。 日本企業の場合、AIを魔法のツールまたは得たいの知れない気味の悪いツールと感じている経営層が多く、AIを導入することが目標となることが散見される。その場合、KPIは何になるのかが曖昧な場合が多い。 まずは何が課題で何を解決したいのか。 それはAIを用いる必要があるのか。 既存人員で対応できるのか、出来ないのか。 既存システムで解決出来るのか、出来ないのか。 具体的に落とし込んでいき、本当に必要なリソースをつぎ込むことが出来ない場合、失敗に至るリスクは高まる。 まずはAIというバズワードを忘れて、従来の実験ツールである実験計画法や重回帰分析、品質工学、統計等をまずは使いこなそう。 その上で、良質なデータの収集や統計的考察の重要性を捉え、それらデータは中国だとあっという間にマンパワーやお金で解決してしまう。 日本が上から目線で語るメカニズムや研究者の考察等は、中国ではAIで一気に補完しようとしている現状を改めて受け止めよう。 日本の製造業の生き残りはこの10年に掛かっていると個人的に思う。
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AI研究のトップランナー・松尾豊に聞く!ビジネスパーソンがAI知識を身に付けるための効果的手段とは?
GLOBIS 知見録 最新記事
平田 邦紘化学メーカー 課長
まさに松尾先生が動画の中で仰っている通りで、AIに興味のある技術者は皆、今晩にでもpythonをインストールしてYoutubeを見ながらとりあえずプログラムを構築してみましょう。 AIはなんでも解決してくれる魔法のツールではなく、何を解決したいのかという目的の設定や学習させるデータがいかに良質である必要があるのか、精度を高めるためにどの手法を使うべきか等、具体的な議論が出来るようになります。 ジュースを作りたくてミキシングするツールを作るのか、ご飯を炊きたくて加熱するツールを作るのか… やっていることは原料を入れてボタンを押すだけなので、中身を理解していないと同じように感じやすいですが、明らかに違いますよね。 昨今、AIの記事がたくさん出ているので、企業内では「AIを導入しないと乗り遅れる!!」という危機感ばかりが先行しています。一方で、実際に手を動かした事がある人はほとんどいないと思います。 逆に言えば、手を動かしてみて、実務のどこかに取り入れ始めた人が、簡単に他者をリード出来る美味しい状況でもあります。 繰り返しになりますが、居酒屋で日本の産業の行く末を憂いている時間があれば、手を動かせということです。
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【図解】1年でトヨタの先端電池に迫った、MIT人工知能のしくみ
NewsPicks編集部
平田 邦紘化学メーカー 課長
全固体電池に限らずプラスチック業界も同じ事が起きています。 現在、プラスチック業界では、新しいプラスチック自体の開発は少なく、プラスチックに様々な原料を添加することで目的とする機能を付与することによる複合材料としてのレシピ検討がメインの活動と言えるでしょう。 材料としての特性に加え、量産性やコスト、法規制を統合的に考えた最適な材料比率を時間を掛けて探索するわけですが、この記事にあるように、その取り組みはAIの最も得意とする部分です。 当社でも、長年掛けて見つけた最適比率と同じ材料が業界に参入したばかりの新興メーカー(中国)から製造・販売されているという事実が見つかりました。現場では模倣だとする意見が大半ではあるのですが、もしこれがAIによるものだとしたらあっという間に後塵を拝することになるでしょう。 さらに個人的に深刻だと感じているのは、世界的には当たり前のツールであるシミュレーションですら日本の研究における地位が低いことです。研究者が大好きな理論式から結果が算出されているにも関わらずです。 確かに、シミュレーションでは現象をモデル化するために実験との絶対値を完全に予測することは期待出来ませんが、このツールをどのように使いこなすか、または、どのようにして現実を再現する新しいモデルを組み込むか、によってシミュレーションの進歩があるのです。 にもかかわらず、実際には市販ソフトによって自分のイメージを伝えることの出来る虹色の綺麗な図を作成するためのツールとして活用されており、解析担当者含め、誰も結果に期待していないのが大方の現状です。 やはり、汗をかきながら何度も何度も実験をして、トライ&エラーで成功に結びつける美談が日本人(テレビを見る層=経営層)は大好きで、たまにある高視聴率のドラマもそんな感じの内容がほとんどです。 少し脱線しますが、ドラマが伝えたいような美談が若手の感覚では美談として見えていないということに製作側に気がついて欲しいです。正直、長時間労働や根性論、感情論にしか見えません… AIは、メカニズムは分からないけど過去のデータから最適解はこれだよ、というツールですので、それこそ日本の昔ながらの文化との相性が悪いと感じています。 上記意味において、日本における素材開発は本当に危険な環境にあると危惧しています。
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【核心】スマホの「熱」は太陽レベルに。AIと5Gをめぐる大問題
NewsPicks編集部
平田 邦紘化学メーカー 課長
当記事にある通り、絶縁性と熱伝導性を両立した材料開発が本当に難しいことは過去の文献や市場実績が少ないことからも明らかです。 絶縁体の代表例であるプラスチックは一般的に熱伝導率は低く(0.3W/(m K)くらい)、その中にセラミックのような高熱伝導材を添加しても、結局、高熱伝導材の周囲にはプラスチックが存在するので複合体としては思ったほど熱伝導は向上しない。 頑張って高熱伝導材をたくさん添加してみても、プラスチックの良さである柔軟性が無くなり、もはやそれはセラミックとなってしまう… 一方で、この分野における私が抱いているイメージは、材料レシピばかりに気をとられており、生産技術が蔑ろにされている感じがする。料理で例えると、高級食材ばかり集めて素人が調理しているような印象です。 量産を前提とした従来のパイロット設備に原料を投入し、従来の生産条件の範囲内で混合しても、これまでは機能が十分に発現していないのだから、生産量は極少量でもいいからしっかりと素材の性能を出しきる生産技術を検討した方が早道なのではと思う。 材料開発部隊と生産技術部隊は部門が別れているケースが往々にしてあるので、材料開発から生産までを統合的に考えることの出来る人材・組織が必要だと感じています。 放熱材料に限らず、先進的な材料開発においてマテリアルズインフォマックスやマテリアルズインテグレーションをいち早く研究開発に取り入れられた企業が勝ち残っていく時代となると思います。 話は脱線しますが、私の在籍する会社も、最先端の研究者から例として挙げてもらえるよう一研究者としてより一層精進していきたいと思います。
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「つながり」を可視化するテクノロジーで組織シナジーを生む
平田 邦紘化学メーカー 課長
私は売上高が数兆円規模、数千億円規模、数千万円規模の企業・組織に所属した経験がありますが、「感謝」という観点では事業規模によって大きな違いがある印象を受けました。私の経験したケースでは、規模が大きくなるにつれ他人・他部署に興味がなくなっていき、giveを実行する時間的・精神的余裕が失われていくと感じました。 私も今回の特集で紹介があった「感謝」のトークン化に賛成です。つまり、会社の行動方針が示されおり、それを実行する社員に対してなんらかのインセンティブ(ボーナスや社内表彰、社内ランキング上位社の公開等)があった方が良いと思います。行動方針によく使われる「○○ウェイ」は、社歴の浅い若手や中途入社の社員にとっては具体的に理解しにくいと思います。どういう社員を会社が求めているのか、その方針を体現している社員を表彰することは言葉以上の効果があると思います。 有能な社員が成果を出すことだけに拘ると、極端に言えば個人のスキルや経験を伝承したり、他人の成長の為に時間を割くことをやらないと思います。結果的に、そういう社員は他人からのgiveを要領よく集めて効率的に成果を出すので報酬は高い。一方で、成果ばかりを求める集団になると、各個人の総和以上のものを生み出しづらくなるのではと思います。 今後、組織のリーダーとなるような方には、組織としての表面積を拡げる活動に価値があるということ、つまり、自分一人で出す成果よりも多くの成果が出るというマネジメントの基本的な部分を若いうちに何度も経験して欲しいと考えています。
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