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鴻海入り1年、シャープは何が変わったか。300万円超は社長自ら決済
ニュースイッチ
永田 右京岩手県立大学/株式会社MaaS Creative 学生
※記事の本筋とはずれます。ご了承下さい。  以前から鴻海が行っていた販路の獲得は、長年日本企業ができなかったことだった。つまり、日本のシャープや松下がプラズマや液晶を高値で国内市場に販売していた時代、サムスンや鴻海は東南アジアに進出し、事業の垂直立ち上げや販売網の構築を行っていたのである。結果として、高級志向の市場が機能停止に陥った2010年代に国内モニター2社が失速するのは自明で、パナソニックはプラズマから撤退しシャープは鴻海に吸収された。鴻海はシャープ合併後、アメリカや中国への販路を拡大していて、しっかりとシャープの増加分を吸収している。  今後の戦略においては、販路と新技術の2つが、鴻海とシャープのカギを握る。JDIに入らず純民間経営を続ける同社グループには、ビジネスとして成立するだけのガバナンスも求められるだろう。記事は「戦略や実績の説明に、より積極的に取り組んでほしい」と締めているが、仕入先に中国市場や巨大なリンゴを抱えている以上、説明してしまっては事業の継続が危うくなってしまう。日本に技術的優位が薄れている現在、それほどまでに気密性を高く保たなければ、他者に追随され追い越される危険を孕むからだ。このような観点から、鴻海の方針には、概ね丸をつけていいのではないだろうか。
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