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小林製薬「紅麹」サプリ “未知の物質”は「プベルル酸」か 健康被害との関係は明らかにならず
TBS NEWS DIG
山形 方人Harvard University 研究員
プベルル酸についてはwikipediaに項目ができています(wikipediaの信頼性は議論の対象ですが、文献も引用されており、本項目に関しては詳細な内容が記述されているようです)。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%AB%E9%85%B8 全く馴染みのない「プベルル酸」そのものの毒性も気になりますが、もっと重要なのは、真菌Penicillium puberulumなどのアオカビのコンタミの可能性を強く示唆しているということでしょうか。類似したプベルロン酸などの他の物質が腎毒性に関係しているのかもしれません。紅麹の真菌が、条件でこのような物質を作るようになるのか、あるいは変異体が出現したという可能性も否定はできません。プベルル酸がどのような代謝経路で作られるのか、という点についてもほとんど情報がないようですが、遺伝子レベルで解明されることが今後待たれます。 このように代謝物を検出することも有効ですが、もうひとつの原因究明のアプローチとしては、ゲノムシーケンシングのデータが待たれます。オープンサイエンスとして、研究コミュニティに情報を開示するという姿勢も、このような企業の危機管理に際しては、これからの時代大切になっていくものと思います。
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【すぐ実践】これでだいぶラクになる!花粉症対策の新常識
NewsPicks編集部
山形 方人Harvard University 研究員
この記事もそうですが、日本の花粉症についての、メディアのリテラシーの低さや「素人」判断による対策こそが、経済的な損害を与えているのではないか、と私は考えています。基本的には、躊躇せず医療機関に相談することだと思います。 3つの対策があると思います。 1番目は、「治療すること」 症状が鼻炎の場合は、鼻噴霧用ステロイド薬(フルナーゼなど、フルチカゾンプロピオン酸エステルやステロイド配合のもの)を処方箋なし(スイッチOTC)で入手できます。ステロイド薬でない点鼻薬は頻繁に使うと、逆に鼻炎を悪化させることも多いです。目のかゆみも、ケトチフェンフマル酸塩という成分が入っている目薬が市販されています(昔はザジテンとして処方されていた)。私の場合、フルナーゼとケトチフェンフマル酸配合点眼薬の2つだけで、鼻炎、目のかゆみは、かなり対処できます。 鼻炎と目のかゆみが、こうした薬だけで十分でない場合は、市販(スイッチOTC)の眠くならない第2世代抗ヒスタミン薬(アレグラ、クラリチンなど)を服用します。アレグラか、クラリチンか、ですが、これは人によって違いがあるようです。私の場合、アレグラはあまり効かず、クラリチンを使っています。花粉量の年ごとの変動にもよりますが、上のステロイド点鼻薬、目薬だけで不十分なピーク時の半月くらいの間、服用することがあります。年によっては不要なこともあります。ひどくなりそうな年は事前に服用するとよいそうです。 病院に行くのは面倒とか、あまり悩まず医療機関を受診すると、もっと良い薬を入手することができるはずです。 それと、20才から30才台の間は一番症状が重いですが、年齢が高くなると、花粉症の症状は軽くなるとも言われ、私もそういう感じです。 2番目は「花粉を避ける」 外出時はマスクを着用します。目のかゆみなど、目に症状がでる場合は、ゴーグルも有効です。花粉飛散量の多い時間帯(正午前後、午前10時から午後3時頃)の外出を避ける。 洗濯物や布団は部屋干しとして、外には出さない。空気清浄機の利用も一定の効果はあるかもしれません(ただし、空気洗浄機やエアコンなどの、集じん効果をうたう機能の一部は疑問視もされています)。帰宅後は衣服を払い、うがい・手洗いを徹底する。 3番目は、「体調に気をつける」
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