ホーム
0フォロー
0フォロワー
中国とウルグアイ、貿易や「一帯一路」協力に大きな可能性
新華社通信
空本 杉太郎上智大学 学生
ウルグアイと中国のビジネス関係が強くなっていくことで、中国の世界的地位がアメリカを抜く可能性が本格的に見えてきた。かねてより、現代版のシルクロードとも言える「一帯一路構想」の完成までの道筋が見えてきたように思える。すでに「欧州班列」とも呼ばれる、中国とヨーロッパ間を走る貨物列車が運行している。このように経済ネットワークを徐々に広めることに成功していくと同時に、アジア圏内での中国という国の存在感も増していると言えるだろう。 今や中国製品無くしては経済が破綻する時代とも言えるほどに、23年に台頭してきた通販系の「Temu」にしろ、アパレル界隈を席巻した「SHIEN」といった世界を股にかける企業が続出していたり、人口の多さを生かした労働力と安価でそれを利用できる現状となっていることで様々な国の企業が中国に進出していることから、世界経済の中心は中国であると断言できる。 そのなかで、今回中南米地域というアメリカから見れば目と鼻の先レベルの地域国であるウルグアイが中国に協力していくことは、アメリカを包囲する形で経済圏ができることとなり、そうなれば「飲み込まれる」可能性が非常に高くなるであろう。一帯一路の構想に協力する中南米国がウルグアイのほかにもさらに登場することになれば、中国がアメリカを凌いで世界のトップとなり、時代が大きく変化することになると私は考える。
NORMAL