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【橋本栄莉】私たちはみな「呪われし共同体のメンバー」である
橋本 栄莉立教大学 文学部 准教授
橋本です。5日間、どうもありがとうございました。この機会を与えてくださったNewspicks関係者のみなさま、読者のみなさまに心からの感謝を申し上げます。
未だに生きづらさを感じる私は、日々自分の中で「呪いアラート」を発動しまくりながら、「~するべき」、「~が普通」、「幸せってこうだよね」という「空気様」と向き合っています。
その断片をトピックス(https://newspicks.com/topics/eri_hashimoto)の方でも書いていきますので、関心のある方はお読みいただければと思います!「呪われ仲間」、募集中です。
今は順調でも、いつか必ず自分の思い通りにならないときが来る。その時、他者の生に侵入して自身の考え方の「とらわれ」をやっつけようとする「人類学の眼」は少しは役に立つかもしれません。「眼」の数は、きっと多い方が生きやすくなる。南スーダンでも、日本でも。
本当にありがとうございました!バネジェ・カ・マール!(=「また平和にお会いしましょう!」in ヌエル語)
橋本栄莉
【橋本栄莉】嫌な仕事は「フィールドワーク」だと思えばいい
橋本 栄莉立教大学 文学部 准教授
記事をご覧いただきありがとうございます。取り上げていただいた橋本です。
文化人類学者=フィールドワーク大好き!アクティブ!みたいなイメージかもしれませんが、私を含め、「フィールドワーク苦手」な人も結構います。私はアフリカにいる間、3日に1度くらいは具合悪くて臥せってたり、いじけてテントに引きこもってたりします。
でも、フィールドワークのいいところは、「前向きにあきらめる力」が身につくことでしょうか。
他者の世界では「上手く生きることができない」がデフォルトです。最低限の目標は「生存」。次が「人としゃべってみる。できれば仲良く」。どちらも結構大変なので、これらができれば、まぁ自分を許してやろう、という気になります(少なくとも私の場合です)。
フィールドワークでは、壁にぶつかったと思うとき(=自身の思考の限界)が逆に発見のチャンスだったり、大失敗・やらかしが新しい関係を創ったりします。なので、単純な成功/失敗の二元論では語りきれないです。ビジネスでもそういうことがありそうだなと思うのですが、いかがでしょうか?
ラスト1日、お付き合いいただけましたら幸いです。
【橋本栄莉】呪いに振り回されているのは、日本人かもしれない
橋本 栄莉立教大学 文学部 准教授
みなさま、いつもコメントありがとうございます。橋本です。
自分の運営するトピックス(https://newspicks.com/topics/eri_hashimoto)のタイトルにもなっている「呪い」という言葉、実はいつも恐る恐る使っています。こんなふうに社会を呼んでしまっていいのだろうか?でも…といまだに自問自答中です。
みなさんのコメントでは、実に様々な現代社会の「呪い」がご提案されています。自分で投げかけておきながら、「やっぱりこの世は呪いばかり…」と勝手ながら戦慄している次第です。
が、そこで救いになるのは、社会を「呪い」と仮定することで見えてくる、現実の新しい捉え方=「呪いを解くヒント」、だと思います。呪ってるけど、呪われてるけど、まだまだ私たちは大丈夫。そう思える力をコメントから頂戴しました。ありがとうございます!
【橋本栄莉】人はなぜ何かを信じて、行動を起こすのか
橋本 栄莉立教大学 文学部 准教授
みなさま、コメントどうもありがとうございます。橋本です。
研究は孤独な作業なもので、みなさまの様々な観点からのコメントに大変励まされます。
「分からない」という、ちょっと単純すぎだろと自分でもツッコミたくなる研究動機に、意外にもコメントが多く集まり驚いております。
自分の経験の範囲で恐縮です。最近の大学生は何でもよく「分かって」くれるのですが、その一方で、「分からない」ことに対する恐怖心や不安感が強いなとも感じます。ネット検索で何でも答え(らしきもの)が得られる世界にあって、それはあたりまえかもしれません。
ただ、やっかいなのは、世界の多くのことや人生の大事なことは、「分からない」ことだらけという事実です。
「分からない」ことに出会ったとき、絶望しつつも、それを快楽に変える力を人類学やフィールドワークは持っていると思います。自分の学んだ「分からない」の魅力やそれに向き合う力について、少しずつお伝えしていきたいです。
【橋本栄莉】南スーダンで活動する、知られざる日本人学者の人生
橋本 栄莉立教大学 文学部 准教授
取り上げていただいた橋本です。
みなさま、コメントどうもありがとうございます。
普段は自分がアフリカでインタビューをする側ですが、今回初めて「される側」にまわり、される側の不安や動揺を思い知った次第です。このような機会をいただき本当にありがたく思います。
ご紹介いただきましたが、運営しているトピックス(https://newspicks.com/topics/eri_hashimoto)でも、みなさまのコメントから多くのことを学んでいます。
ネットやSNSに不慣れな自分にとって、見知らぬ人たちとの出会いの場であるここもまた、一つのフィールドワークの場であるような気がします。
みなさまとの対話を通じて、人類のいろいろについて一緒に探求していけたらと思います。
5日間、お付き合いいただけましたら幸いです。
NORMAL
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