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米国株式市場=大幅安、期待外れの銀行決算で
Reuters
早川 具幸国内金融 副部長
マーケットを視る上で大切なのは、 トレンドとバイアスを見極めること。 海に例えると分かりやすい。 潮の満ち引きと、 波の高低を分けて視ることが肝要。 基本的には、 潮目は満ち潮。(市場の方向は上目線) 時期のずれはあれど、 緩和開始となれば満ち潮の度合いは強まる。 潮目を構成するのは影響度が大きい順で①マネタリーベース②中銀の資産残高③政策金利 現在は①が上昇中、②は減少ペースの半減が議論中③は年内には下げに転じる。 総論として満ち潮継続、ないしは加速すると判断しています。 一方でCPIが跳ねたせいで波の高低差が大きくなっている。(ボラティリティ上昇、デレバレッジとキャリートレードの巻き戻し) 波の高低の基準は米10年債金利、4.5%以上で推移している間は株式市場は金利に連動していくでしょう、 JPMの決算などは小波に過ぎない。 地政学リスクは高波ではありますが、 潮目の方が強く、満ち潮は続くとみます。 スタグフレーションや景気悪化予防の為の布石として利下げとなるのがメインシナリオ。 潮目の変化があるとすれば ①インフレ再燃で利下げできずに再利上げに追い込まれた場合 ②インフレ再燃に加えて雇用も悪化し、利下げ前にスタグフレーションに陥った場合 ③インフレ抑制できた場合でも雇用や景気が悪化してしまい、その対処として利下げとなった場合 ①から③の共通の問題はFRBの信任が失われかねないということ。 信任が失われると、 マーケットはマネーフローの質と量に依拠するという根幹が瓦解する。 根幹がなくなると政策による制御が効かなくなり、一旦地に落ちることとなります😎
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【株価半減】元祖EV王者・テスラがハマった長いトンネル
NewsPicks編集部
早川 具幸国内金融 副部長
EVとテスラの立ち位置、戦略の良し悪し等は他の皆様にお任せします。 以下、マーケットのアノマリーとして。 市場では頻繁に起こることですが、特定のテーマ投資やブームで形成された株価トレンドは元鞘に収まる傾向が強い。特に多数がそのテーマや銘柄を有望視し、世のトレンドとなった場合です。 株式チャートで見れば山高ければ谷も深い、というかきれいに山が形成される。上りがあって、頂上に到達し、麓まで降り切って終わる。 EVの将来性や重要性が変わらないとしても、 マーケットでの評価はそういうものとは連動しない。別の例でいえばワクチンもそう。ワクチンの重要性や研究開発を続ける意義はますます大きくなっていても、市場での評価は別。一旦はキレイに元鞘です。バブルか否か?という話とも違う。 マーケットは作られるものです。 運用というビジネスの収益の源泉として、数ある世のトレンドの中からEVやワクチンが選ばれ、マーケットが創られるわけです。ゲームや食べ物、新興国投資等々、もう何万回も繰り返されてきたこと。 足元の大きな畝りとしてはESG&SDGS投資。これらの意義はより高まっており、地球規模の解決すべき課題が含まれます。それでも今、株式投資においてはESG&SDGSは既に下火となっています。 ESG投資を声高に推進していたマーケットの創造主は完全に豹変済みです。マーケットを創って散々儲けて、キレイに抜けるのが彼らのお作法です。 マーケットの創造主とはメガ機関投資家&運用会社。彼らが作り出すと大勢的な大きな上昇が形成されます。そして彼らは世の中ではなくマーケットの需給等の動静を見極め、降り始めます。降り始めるととことん資金を抜き続けます。たとえ世の中ではまだそのトレンドが続いていたとしてもです。 概ね、上げた期間と同じくらい下げる期間もかかります。売り切るにも時間がかかるからです。 (その輩の本尊は先日岸田首相と面会、今は日本株市場をターゲットにしています) ご存知の通り、テスラは良くも悪くもイーロン・マスク次第でもある。テスラ≒イーロンマスクとすると、今の立ち位置はどうか?カリスマ経営者の会社に限っては多様なパターンがある。ベゾス時代のAmazonや孫正義のSBGの様に、更に大きな山場が創られることもある。いずれにしてもテスラにとっては正念場ではありますね😎
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