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いま公立でも中高一貫校が増えている本当の理由
前田 智行一般社団法人こども発達支援研究会 代表理事
中高一貫校は、入試を経て一定以上の能力を持った子で6年間育成しており、いわゆる能力の高い子を伸ばすにはとても効果的な制度だと感じます。
逆に元々学習に対する意欲が低い子や、既存の学習がそもそも難易度が高い子も3〜4割近くいます。これらの子には「受験・入試」などわかりやすい目標があった方がむしろ効果的なことは多いですし、思春期反抗期の時期は「入試」という分かりやすく力を注げるものがあることで、反社会的な行動への抑止力になる面もあります。
どちらにしても、中高一貫も既存の受験制度も子ども個々の能力との相性があるので、「どんな子に、どんな教育が適切か」という子どもファーストの発想で考えていく必要があると思います。
日本の子が授業中「座っているだけ」に陥る真因
前田 智行一般社団法人こども発達支援研究会 代表理事
教科教育と話し合いの場を分ける提案は昔からありますね。
ただ深掘りして欲しいのは、この手の提案は子ども一人ひとりの能力を考えると複雑性が高い要因が他にもあるので、実現するのはそんなに容易ではないということです。
実際にやってみたら、そんなに上手くいかなかった、という実践報告はたくさんあります。
・タブレットでは勉強できない子の存在
・他の子と一緒に勉強しないとそもそも勉強自体の継続が困難な子
・AL的な話し合いと教科教育の力は全く別ではないこと
・その教育方法が本当にいいのかどう効果検証するのか?
批判されがちな既存の日本の教育は費用対効果を考えれば、決して悪くない制度です。記事のような表面的な提案ではなく、現場に根付いた現実的な議論ができる場をもっと作っていく必要があると感じます。
子どもを「勉強嫌いにする親」と「勉強好きにする親」の決定的な違い
前田 智行一般社団法人こども発達支援研究会 代表理事
現場の実感としては、知識として「子どもの興味関心から始める」というのはどの親御さんも考えている。
しかし、今までの経験や世間の目、学校のルールなど様々な縛りを感じてしまい、結局子どもに強制する、という方法しか取れなくなっている。
だからこのような記事は意識を高めるには良いが、実際の親御そんの困り感を減らすことには役立たない。色々な立場を理解して、それをともに解決できる子育てパートナーのような存在が必要。昔は家族、親戚、地域の人などがその役割を担っていたが、現代は助けてくれず、孤立する親御さんも多い。
勉強を好きにさせるには、まず親御さんの孤立を防ぎ、余裕を持って育てられる支援制度が必要。
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