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セブン‐イレブンが店舗のレイアウトを全面刷新へ その狙いとは?
THE PAGE
Tsuchiya Yu国立大学法人宮崎大学 地域資源創成学部 准教授
今回春の大学講義で決算説明資料を活用し取り上げていたんですが、 マーケット変化をコンビニは具体的にどのように取り込んでいこうとしているのか?という点で、セブンイレブンは「中食」市場の拡大機会をいかに取り込むかが既存店成長の軸としていました。 株式会社セブン&アイ・ホールディングス2017年2月期決算説明資料のP.9の「既存店の成長戦略(新レイアウト)」で、”日販押上げ効果3~4万円を見込む”としていました。 実施した結果として、2017年5月期決算説明資料のP.6では、”先行テスト店(8店)では46.6千円の日販押上げ効果”があったとしています。予想よりも日販押上効果が大きかったということでした。 理由として、”社会構造の変化によるお客様ニーズの変化に対応するため売場レイアウトを大幅に変更”といっていますが、このお客様ニーズと言うのは特に、”食の外部化に伴い拡大が見込まれる中食のマーケットを拡大する”ことであり、PB商品など含めて粗利率の改善につながっているようです。 ライフスタイルの変化にすぐにマッチさせていくセブンイレブンらしい展開です。さらに楽しみに。 コンビニの使い方自体が変わってきてますよね。ジワジワだから、身近だからこそ、気づかないうちに自分の使い方が変わる。ライフスタイルが変わる、その原因、キッカケはなにか?その影響はどこに、どのように表れるのか。学生たちの議論も面白かったですね。 地方の商店も商店街も変わっていかないと。
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