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【就任】新規事業、VC、教育、ジェンダーなど、9つのトピックスが始動
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加藤 磨珠枝立教大学文学部キリスト教学科 教授
はじめまして、オーナーの加藤磨珠枝(かとう・ますえ)と申します。私は、立教大学というミッション系(キリスト教主義)の学校で西洋美術史を教えています。専門は、古代から中世にかけて発展したキリスト教やユダヤ教美術です。紀元1世紀当時、新興宗教だったキリスト教がどんな風にその美術を誕生させたのか?とか、それがヨーロッパのゲルマン系の人々に布教されていく段階で、どんな新しい表現を生み出したのか?など、今から1千年以上前の宗教美術の講義をしています。  「現代アートで聖堂めぐり―21世紀の宗教美術―」と題したこのトピックでは、大学の講義から少し離れて、もっと自由に現代アートと宗教の関わりをお話したいという願いをかなえることにしました。日本に住んでいると、ハロウィンでどんちゃん騒ぎをしたり、クリスマスやバレンタインのプレゼントで盛り上がったり、結婚式も和洋折衷の宗教儀式が氾濫しているものの、その元となる宗教思想には無関心、あるいは苦手意識を持つ人がたくさんいます。でもひとたび日本の外にでて、国際社会に目を向けてみれば、宗教は、政治、経済と並ぶ重要なキーワードだと実感することになるでしょう。  それは美術界においても同様で、20世紀に活躍した巨匠たち、マティスやシャガールが聖堂装飾を手がけたことは有名ですし、こうした伝統は21世紀の現在にいたるまで受け継がれ、ゲルハルト・リヒターによるケルン大聖堂のステンドグラスなどを生み出しています。  現代アートの側から宗教を見ると、それは単なる題材やテーマだけでなく、その関係は複雑です。宗教批判や反宗教的なものもあれば、宗教的なテーマやシンボリズムを取り入れ、現代の文脈で再解釈する試みもあります。アートは常に社会や文化の変化とともに進化をしながら、新しい宗教との関係を生み出しています。  こんな問題意識にもとづいて、これまでの美術史ではほとんど語られてこなかった現代アートの別の顔を、宗教という歴史的視点でひも解いてみたいと思います。
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【新プロ・オーナー】国際女性デーこそ「みんな」の経験談を
NPコミュニティチーム
加藤 磨珠枝立教大学文学部キリスト教学科 教授
はじめまして、オーナーの加藤磨珠枝(かとう・ますえ)と申します。私は、立教大学というミッション系(キリスト教主義)の学校で西洋美術史を教えています。 専門は、古代から中世にかけて発展したキリスト教やユダヤ教美術です。紀元1世紀当時、新興宗教だったキリスト教がどんな風にその美術を誕生させたのか?とか、それがヨーロッパのゲルマン系の人々に布教されていく段階で、どんな新しい表現を生み出したのか?など、今から1千年以上前の宗教美術の講義をしています。 「現代アートで聖堂めぐり―21世紀の宗教美術―」と題したこのトピックでは、大学の講義から少し離れて、もっと自由に現代アートと宗教の関わりをお話したいという願いをかなえることにしました。 日本に住んでいると、ハロウィンでどんちゃん騒ぎをしたり、クリスマスやバレンタインのプレゼントで盛り上がったり、結婚式も和洋折衷の宗教儀式が氾濫しているものの、その元となる宗教思想には無関心、あるいは苦手意識を持つ人がたくさんいます。でもひとたび日本の外にでて、国際社会に目を向けてみれば、宗教は、政治、経済と並ぶ重要なキーワードだと実感することになるでしょう。 それは美術界においても同様で、20世紀に活躍した巨匠たち、マティスやシャガールが聖堂装飾を手がけたことは有名ですし、こうした伝統は21世紀の現在にいたるまで受け継がれ、ゲルハルト・リヒターによるケルン大聖堂のステンドグラスなどを生み出しています。 現代アートの側から宗教を見ると、それは単なる題材やテーマだけでなく、その関係は複雑です。宗教批判や反宗教的なものもあれば、宗教的なテーマやシンボリズムを取り入れ、現代の文脈で再解釈する試みもあります。アートは常に社会や文化の変化とともに進化をしながら、新しい宗教との関係を生み出しています。 こんな問題意識にもとづいて、これまでの美術史ではほとんど語られてこなかった現代アートの別の顔を、宗教という歴史的視点でひも解いてみたいと思います。
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