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コロナ下の在宅勤務で再燃する「働かないおじさん問題」に見る病理
Diamond Online
増垣 健コンサルティング
「働かないおじさん」を働かせることが、企業に求められている。ステークホルダー資本主義の下、企業は株主、従業員などに対して、稼いだ利益を還元しなければならない。「働らかないおじさん」も含めて。従い、「働かないおじさん」にも、利益還元以上に稼いでもらう必要がある。それが企業のミッションだ。 それでは、どのように労働生産性を上げてもらうのか。 「働かないおじさん」にも2パターンある。 能力が無く、働いても成果が出ないおじさんと、能力は高いが出世競争に負けモチベーションが無くなったおじさんだ。 前者は年功序列的な賃金体系で、あまり働いていないにも関わらず、相対的に給与を貰っているケース。これは、会社として成果主義、信賞必罰の人事制度を導入して対応するのが良いかもしれない。働かず、成果が出ない場合は、給与が下がるということだ。後者は、会社に対する期待度が下がっているため、モチベーションが下がっているケース。エンゲージメントを上げてあげる必要がある。すなわち、企業としては、下克上ありの人事制度の導入が活路を見いだす。部長などが評価するという一方通行の人事制度ではなく、下からの評価や、外部の取引先などからの評価を重視する人事制度にしたら面白いかもしれない。組織もフラットにするなど。 そのような働かないおじさんを、どのようにモチベーションを高め、マネジメントするかが、今企業に問われている、と思う。
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