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A Lipstick With Your Pizza? Why Beauty Brands Are Linking Up With Food Delivery Giants
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
フードデリバリーで有名な美団点評がコスメの配達を開始。さらにアメリカでもPostmatesがKiehlsやMACのデリバリーに対応しはじめています。また美団はコスメのみならず洋服などデリバリーのカテゴリを広げていく予定とのこと。
日本の場合は個人宅配の物流網が完成されているのでこうしたニーズはあまり高くないかもしれませんが、デリバリーの方が大仰な箱ではなく小さなショッピングバッグで受け取りができることを考えると、今後の物流の考え方として、倉庫も兼ねた店舗をたくさん作る→ECの注文は近場のお店からデリバリーで届けるといった流れも生まれそう。集約型の大規模倉庫ではなく分散型の倉庫兼店舗がトレンドになっていきそうな雰囲気を感じます。
Pop-up retail was made for the pandemic
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
外出自粛で実店舗が苦境に立たされている最中ですが、ポップアップ形式の出店がむしろ「救済策」として注目されているもよう。特に都心の一等地ではなく歩いて行ける範囲の住宅地が出店場所として注目されている動きが興味深い。
今回のパンデミックに限らず、不確実性が高まる中で契約期間を短縮して「お試し出店」する流れは強化されていきそうです。
また今後のポップアップ出店は単にモノを売るためではなく、お店から配信したりECやSNSに使う写真を撮影するといったオフィス機能も込みで考えられると効果が高そうだなと思います。
Is Facebook Too Big for Fashion Brands to Boycott?
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
Facebookが抗議運動参加者への攻撃を扇動しているとして批判され、不買運動としてブランドが広告運用を取りやめる「 #StopHateforProfit 」が広がっています。North FaceやPatagoniaが早々に賛同して6月の広告運用を停止。FBは広告費収入が売上のひとんどを占めるため、この動きが広まっていけば影響は大きそうです。
その一方で、D2Cブランドの多くはInstagramの広告に頼って売上を伸ばしてきた側面もあり、Blackout TuesdayをはじめとするBLM関連の運動に参加してきたブランドにとっては悩ましい問題。特にエシカルな理念を標榜しているブランドは、自らのアイデンティティのためにも賛同すべきでありながら売上面から決断できないジレンマを抱えるブランドも多そうです。
The Future of Commerce Belongs to the Frictionless
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
今後の消費においてキーワードとなる「フリクションレス」についての考察。事例としてあげられているMint Houseはチェックインをはじめとする人間による接客を極限まで減らしたAirbnb型のホテルですが、会話をせずともアプリですべて完結するところが人気のポイントとのこと。さらにこの状況下では人との接触回数が少なくて済むことから宿泊先として選ばれており、5月には稼働率が68%まで改善。また通常のホテルの人件費が売上の40%以上を占めるのに対してMint Houseは10%強と圧倒的に人件費が少ないため、事業のフレキシビリティが高い点もポイントのようです。
ちなみにここで語られている「フリクションレス」は、単に人との接触を減らす意味ではなく、機械に任せても対応できるくらい業務と提供価値がシンプル化されていることがポイントなのかなという気がしています。
Why beauty sampling online is worth the cost for brands – Glossy
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
EC売上の増加に伴い、オンラインサンプリングの需要も高まっているもよう。サンプル商品を作る企業の中には、相談件数が昨年対比30%増加したところもあるようです。またサンプルを4つで10ドルのようなかたちで販売するブランドも増え、店頭でのタッチアップが難しい分をサンプリングで補っている様子が伺えます。
サンプルの販売といえば以前コスメのサンプルのサブスクが流行りましたが、何が届くかわからない楽しみよりも自分が気になっている商品を選んで購入する方が需要が高いのではないかと思います。またサンプルといえば無料でもらえるものというイメージがありましたが、多少お金を払ってもいいからちょっといいスキンケアのサンプルを試したい需要もありそう。旅行などでミニサイズのセットがほしい層にも刺さるのではないかと思います。
How DTC brands are measuring the success of TV ads – Glossy
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
パンデミックによってTVCMの単価が下がり、D2Cブランドが広告枠を買う事例が増えているとのこと。さらに従来のテレビ番組ではなくhuluやYouTubeの枠を買うところも増えているようです。CMのデメリットは効果測定がしづらいところでしたが、YouTubeは独自に測定ツールを開発し、投下リターンを見られるように整えています。またブランドによっては初めて自社ECを訪れた顧客に何を見て知ったかを聞くアンケートを実施しているところもあったり、CMの効果測定ツールを提供している企業もあるとのこと。
インスタ広告が飽和し、パンデミックによってポップアップの実施も難しくなった今、動画広告が新しいチャネルとして注目されはじめたという流れがありそうです。
A ‘Second Wave’ of Covid-19 Hit China. Will It Dent Consumer Confidence?
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
4月に感染レベルを下げ、徐々に日常生活が戻ってきていた北京ですが、早くも第二波の到来によってレベル2に逆戻りし、エリアごとにショップやレストランの閉鎖も行われることに。まだ十分に消費活動が戻りきっていない中で早くもまた店舗閉鎖となったことで、さらにECへの移行が進みそうです。
日本でもほぼ日常が戻りつつありますが、感染者数を見ると東京ではまだ30人前後で推移しており0には達していない状況。ゆるやかに接触が増えていく中で、いつ第二波がきてもおかしくないように思います。
中国では公共施設の混雑具合を確認できるようにしたり、建物に入る際に個々人のグリーンチェックを行ったりとITを駆使しており、日本も早急にこうした仕組みを整える必要がありそうです。
Apple closes reopened stores in four states with surging coronavirus cases
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
日本ではだいぶ落ち着きつつあるパンデミックですが、アメリカでは南部の感染拡大が深刻化。Appleはアリゾナやフロリダの計11店舗を再度閉鎖すると発表しました。これらの店舗はつい数週間前に営業再開したばかりです。最も感染が広がっているフロリダの最新状況を確認したところ、ずっと1,000人弱をキープしてきた感染者すんが6月に入ってから急増し、3,000の壁を突破。NYを含む北部エリアが落ち着いてきた中で南部でこれだけ感染爆発しているのは、他のエリアよりマシという心理からくる気の緩みが原因なのか…?どちらにせよ、現在の温暖な気候でもこれだけ感染者が増える可能性があるということを私たちも改めて認識しておくべきだと思います。
Burberry Will Stage Outdoor Runway Show in September
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
パンデミックの影響で軒並みファッションショーが中止となる中、Burberryが9月に屋外スペースを使ってファッションショーを開催すると発表。開催地のロンドンは感染者数30万人、死者数4万人超と大打撃を受けたエリアではありますが、7月からはソーシャルディスタンシングを緩和し新たな基準を設けるとのことで、店舗の再開も徐々に始まっていることから屋外であれば実施可能と判断したようです。
とはいえ現在も1000人ペースで感染者が増え、死者数も50人前後で推移していることを考えると、9月の開催も屋外とはいえ通常通りの集客を見込むことは難しく、オンライン配信などの代替案も必要になりそうです。
4大ファッションショー(パリ、ロンドン、ミラノ、NY)はどこも軒並み今回のパンデミックで大打撃を受けたところばかりなので、これを機にアジアでの開催を誘致するのもひとつの手な気がしています。商業面だけを考えるなら、中国で開催するのが一番販売効率がよさそう。。。
Will European Luxury Collapse Without Chinese Tourists?
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
旅行客の激減によってヨーロッパのラグジュアリーブランドが軒並み大打撃を受けているという話。どのブランドも売上の35〜55%を中国や中東からの観光客に頼っていたようで、国内経済の見通しも暗いことからブランドの存続が懸念されています。
また今後のブランドがとるべき戦略として「humanistic capitalism」が提案されているのも面白い。高価格帯の理由として単にモノがいいだけでなく、社会的意義をもって新しいムーブメントやカルチャーを生み出していく必要がある、という話はこれからのラグジュアリーの新たな定義になっていくのではないかと思います。
E-book reading is booming during the coronavirus pandemic
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
外出自粛によって電子書籍売上が増加する動きは当然のことながら、2014年から電子書籍売上は減少傾向にあったという話が衝撃。てっきり日本に先んじて順調に市場が伸びているものとばかり…!日本が2015年から2019年の間にほぼ2倍に伸びているのとは対照的です。
参考:全国出版協会(https://www.ajpea.or.jp/information/20200124/index.html)
ただ日本の場合は上記の参考ページにもあるとおりコミックの売上が伸びているようなので、ビジネス書や小説など細かいジャンルごとに見てみたい気も。
電子版の雑誌売上が減少しているというデータも興味深い。
ちなみにアメリカでは紙の本よりも電子版の方が高額のようで、それも減少傾向にある理由のひとつかもしれません。
個人的には最近Kidle派に移行したのですが、Kidleであれば絶版になることがない点が大きい気がしています。日本の場合はKindle版の方が価格が安いことも多いため、意外と日本の方がオンラインコンテンツの消費量が増えていくのかも?と思ったりもします。
Rethinking the Starbucks ‘third place’
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
Starbucksが商品ピックアップ専用の店舗Starbucks Pickupを米国で展開開始。モバイルオーダーで注文した商品を受け取ることに特化した店舗で、座席がないのが特徴。すでにStarbucksでは売上の半分近くがStarbucks Rewardと呼ばれるリワードプログラム兼モバイルオーダーシステムを通して起きているようで、会社としても今後ピックアップ型店舗に力をいれていくようです。またUber Eatsとの連携でデリバリー対応も拡大しているため、ドリンクを作ることに特化した店舗を増やすのは理にかなっているともいえそう。
一方で、記事中でも指摘されている通りStarbucksは「サードプレイス」を理念としてきた背景もあり、単にコーヒーを売るだけではなく人に「居場所」をつくるようなアプローチが今後別途生まれるのかが気になるところ。
座席を作らない小型店舗を増やしていくのであればこれまで以上に店舗数を増やしていけるはずなので、自前で運営しているオンラインコミュニティと絡めて地域コミュニティの育成に寄与していくのか?そのあたりの戦略をどう考えているのかが気になるところです。
Amid the US's crisis and shrinking middle class, contemporary brands are shifting their attention to China – Glossy
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
Ralph LaurenやCoachなどのラグジュアリーブランドの中でも比較的手の届きやすい価格帯のブランドがこぞって中国市場に舵を切るために米国店舗をクローズさせ、中国でのEC展開に力を入れ始めているとのこと。中国はミドルクラスの人口が5.5億人ともいわれ、アメリカの人口よりも大きい市場。対してアメリカは年々格差が広がり、ミドルクラスの人口は減る一方です。
Ralph LaurenやCoachといったブランドは高所得者層よりもミドルクラスの日常使いがメインということもあって、今後中国をメインにしていく戦略なのかもしれません。
Snapchat bets on augmented reality to win at social commerce
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
SnapchatがいつのまにかARを駆使したソーシャルコマース企業に生まれ変わっていた…!個人的に以前から「加工アプリはコスメ企業とタイアップして加工フィルターの配信→商品購入の流れを作ればいいのに」と話していたのですが、Snapchatがすでに実現していたとは。まずは「Shoefilter」と呼ばれる靴の着せ替えがメインのようですが、エスティーローダーなどコスメ系の企業も進出しようとしているようです。
若者世代にとってはセルフィーを加工するフィルターがそのままARに近い感覚で使われているため、新しいアイシャドウパレットやリップの雰囲気にあったフィルターを配信し、「この雰囲気になれるコスメ」という指名買いで店舗にきてもらうのが若者世代に対するマーケティングとしては有効なのではないかと私も思います。
とはいえ、本物の発色を再現したり、実際に身につけているように見えるほど精度の高いフィルターを作るのは現時点のテクノロジーではまだ難しいと思うので、あくまでイメージや世界観を伝える感覚で使うのがベストかなという気はしますが。
たとえば日本でいうとマジョリカ・マジョルカやThreeはコスメ単品以上にブランドとしてのイメージが顧客の中に明確にあるので、それと同じように今後はフィルター発の人気コスメブランドが出てきてもおかしくない気がしています。
Amazon says CEO Bezos willing to testify before U.S. Congress
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
昨夏はじまったGAFAの独占禁止法違反に関する調査で、ついにジェフ・ベゾスが連邦取引委員会の答弁に出席すると発表。Amazonは特にPBの開発においてプラットフォームとして得たデータを活用し競争を妨げているという批判もあるため、ベゾスの答弁を受けて連邦取引委員会がどう判断するのかは重要な前例となりそうです。
またApple Musicに対するShopifyの批判声明も昨年話題になったように、巨大プラットフォームがコンテンツメーカーとなって他のプレイヤーの利益を阻害していると指摘される事例は枚挙に暇がありません。おそらく今後Netflixにも同様の問題が生じてくるでしょう。
米国は欧州に比べるとGAFAに対する規制はゆるやかですが(すべて米国企業なので当たり前でといえば当たり前)、4社が「独占」とみなされるかどうかは、今後のプラットフォームビジネスにおいて重要なターニングポイントとなりそうです。
参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47709880U9A720C1000000/
High-end restaurants may hold the future for meal kits
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
ロンドンやNYのレストランがオリジナルのミールキットを販売する事例が増えているとのこと。ミールキットといえばBlue Apronを筆頭に、すでにいくつもサービスがありますが、レストランのミールキットは30ドル以上と外食に近い価格設定で、日々の料理を楽にするというよりは自炊と外食の間の「特別な楽しみ」としての市場を狙っているようです。
テイクアウトよりも商圏が広く、また梱包の手間はかかるものの調理の必要はないため、人気レストランがこぞってECを立ち上げているとのこと。
日本の場合はもともとの自炊文化が根強いため欧米とまったくおなじ動きにはならないかもしれませんが、「作ることを楽しむ」「本格的な料理を楽しむ」といったコンセプトのミールキットは新しい市場となるかもしれません。
Shopify Advances After Deal With Walmart Expands Its Reach
最所 あさみFreelancer Retail Futurist/noteプロデューサー
WalmartとShopifyが提携し、ShopifyユーザーがWalmartのマーケットプレイスに出店できるようになるとのこと。WalmartはAmazon同様、自分たちの商品とは別にマーケットの仕組みを持っており、その出店強化が狙いのようです。マーケットプレイスとしてはAmazonに遅れをとっているものの、Walmartの強みはすでに実店舗を多数持っていること。すでにマーケットプレイス購入品はWalmart店舗で返品できるようにするなどオムニチャネル連携も対応しており、クオリティの高いShopifyユーザーの商品が出品されることでAmazonとの差別化になりそう。
特にこれまでWalmartは出品者のクオリティにこだわっており、Amazonのように誰でも自由に出品できるわけではなかったため、品質の高いものがセレクトされたマーケットとして人気が高まっていくかもしれません。
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