加藤 隆寛

知識を仕込むだけなら間違いなく講義ベースの方が手っ取り早いと思う。教員陣も多くの受験問題を解き、ある程度最短ルートの見通しが付いているわけなので。 ただ、アクティブラーニングで何を目標にするかがポイントなのではないか。知識習得ではなくどのスキルをつけさせたいのか。コミュニケーションスキルなのかリサーチスキルなのか。新しい手法として使うのではなく、目的意識を持って単元計画の中にアクティブラーニングを盛り込むべき。

これで授業できたら本当にライブで授業する意味なくなりそうですね

勤務校では毎朝のHRで携帯を預かることにしています。防犯や通学時の連絡手段として必要な生徒もいるので、所持自体は認めるものの、授業時間や休み時間に関係のないページにアクセスしたりアプリを起動させたりすることを防ぐためです。授業時間内の調べ物のためには学校または自分のパソコンの利用をさせています。 正しいスマートフォンの使い方を指導しても、甘い誘惑に負けてしまう生徒は大勢います。所持は認めても規制はかけるでいいと思いますね。

そもそも理科や数学の授業で社会の中で用いられているテクノロジーとの関連性を意識しながら教えてる人は少ないのではないだろうか。 中学は高校への予備校的であるし、高校は大学への予備校的な存在であるようにどうしても感じてしまう。その理由は結局の目標が「受験で点数を取らせる」に主観が置かれてるからではないだろうか。 学校の中でSTEM教育をしていくのなら企業と協力して、単元の中で関連しているものを共同研究として取り入れていくのが一つの解決策になり得るのではないか。