ホーム
50フォロー
20フォロワー
ECビジネスはこの4年半でどう変わった? 激動のEC業界4.5年分を振り返る
里川 基ジーデザインラボ合同会社 代表社員
中小小売店の販売チャネルの1つのECという観点で記事を読みました。
頼もしかった指摘は2点、1つは決済サービスの充実。リアル店舗でも中小はなかなかクレカを導入できないので、福音だと思います。もう1つは、CtoCで消費者の棚が開くという話。財布の紐の固い昨今ですから、団塊の断捨離などが機会になりそうです。
その意味でも、差別化ということになりますね。中小のフットワークはコモディティ化の波を振り払うスピードがあるはずです。静岡大学の岩崎先生の言を借りれば、こだわりととんがりで差別化する。選ばれる商品が鬼ならばECは金棒です。
脱コモディティ、脱下請け、脅威と機会はまさしく裏表なんですね。
中国で“ブランド中古”に勝機あり、北京進出を果たしたコメ兵に聞く海外リユース事情
里川 基ジーデザインラボ合同会社 代表社員
コメ兵の勝機よりも中国経済の先行きに不安を感じました。
そもそも、ブランドは長期的な信用や信頼関係の醸成により成立します。つまり、財・サービスの生産者のあるべき姿(ブランド・アイデンティティ)が、消費者の心象に描かれるようになる過程を経て、ブランドは成立する(もちろん、永続的な営みにより、成立し続ける)、時間のかかるものですよね。
そのような永続性に対して、現下の国情を中国の民衆はどうみているのか。たとえば、米中貿易戦争もありますが、より大事として一帯一路計画が暗礁に乗り上げています。マレーシアに続き、スリランカもモルジブも、ついにはパキスタンまで一帯一路計画を見直す事を公約とした政権に交代しました。つまり、国威発揚の一大計画が頓挫しているようです。
一時期、中国国内の正常不安定の際には金塊が売れました。今でも人民元よりもドルの方が紙幣としての信用度は高いとか?つまり、現下の中国でのブランドブーム(だとすれば)は、先行き不透明感に対するヘッジアクションと感じたため、先行きに不安と感じたのです。
まぁ、私は政治経済の専門ではないので、デザイン、ブランドに軸足を戻すと、(言ってみれば)投機対象となっているのは欧米のブランド品でしょう。なぜ、日本のブランド品ではないのか?どうすれば国産のラグジュアリーブランドをつくれるのか、そんな事を考えました。
神戸ビーフ ブランド守れ 訪日客人気で価格高騰「偽装」調査へ
里川 基ジーデザインラボ合同会社 代表社員
とても憂慮すべき事案だと感じました。
理由は、ブランドには「出所表示」という機能があり、言葉の通り出所を明らかにする事により信用を補完するのですが、その出所が不明確では機能不全に陥り、信用が失墜するからです。また、ブランドの構造面では、顧客の求める価値(JTBD)に対する約束(ブランド・プロミス)が毀損されていることになり、ブランドの成立そのものが脅かされてしまいます。例えば、地域団体商標などによる早急な防御施策が求められると思います。
なお、訪日外客数について余談ですが、全数の増加傾向ばかりが注目されますが、国別構成比の変化も著しいです。これは、誘致施策に大きな影響があるはずなので、広く正確な把握が必要だと思います。また、政府は観光立国などインバウンド期待が大きいですが、観光収入のGDP比率は1%程度でしょうか、本来のラグジュアリーブランドを構築するためには訪日客に迎合しないブランド戦略が重要だと思います。
NORMAL
投稿したコメント