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【食糧の未来】動物細胞を培養して、食品生産する「細胞農業」の可能性
市川 剛東京大学 大学院生
食品生産のソリューションとしてはかなり難しいと感じる。
まず第一に、他のコメントにも書かれているが、細胞培養をしたことがあれば細胞の塊、スフェロイドを作るのにもかなりの培地が必要となる。微生物、昆虫、植物などと比べて明らかにコスト面でのハードルが高い。
生産量を確保するために増殖率を高めることが鍵となるが、昆虫や微生物と質量辺りで比べるとオーダーが違うレベルで劣るため、大きなブレークスルーが必要となる。
食肉にこだわるのであれば、既存の家畜という食品生産にかかる他のコスト、例えば餌となる牧草の代替品の開発や遺伝子操作による一頭あたりの可食部位の増加などを目指した方がリーズナブルであると考える。
文中に述べられている感染症へのリスクの優位性は一定認められるものの、だから細胞培養という手段を推し進める決め手とはならないと感じる。いかにクリーンな環境で家畜を管理するかという論点での議論がされるべきである。高級嗜好品としての開発を進めることは良いかもしれない。
こうした技術自体はとても社会的にも学術的にも価値があるとは思う。特に医療分野ではいかに細胞から臓器を作るかが長年の課題である。血管や骨などのパーツとしての肉体を人工的に作ることが出来れば大きな価値がある。
自動運転車開発がアップルを破滅へと向かわせる それはなぜか?
市川 剛東京大学 大学院生
自動車の自動運転技術の応用についてかなり遅れを取っているというのは、自律システムのみに絞っているという発言からわかるものの、インターフェースを作るまで本腰で取り組むにはこの分野が難しいからなのではないかという気がしている。
AppleCarの実現には遠くてもなお、開発に注力するのは、自動運転技術にそれだけの魅力があるからだと感じる。
3つのベクトルで輸送形態の革新に迫っていることは確かで、自動運転技術によるラジカルな革新のみならず、包括的に輸送という分野に取り組んでいるとも捉えられる。
その点では保守的とも言えるが、全体としては悲観的に捉えるというより、長期的に見守っていく必要があると感じる。
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