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【楠木建】なぜ、次世代リーダーに「センス」が必要なのか
渡邉 拓哉山口県農業協同組合周南統括本部 営農センター長
記事より…
スキルというのは、何らかの特定分野での仕事をするときに必要になる技能。つまり、英語や中国語が話せるとか、プレゼンテーション能力や交渉力があることをイメージすると分かりやすいと思います。
スキルが立脚しているロジックは「分業」です。例えば、会計であれば管理関係や財務会計か、マーケティングであれば消費財や産業材か、というように、どんどん細分化されていくのがスキルの特徴です。
センスは逆向きのベクトルを持っています。つまり、全体へと遡っていく。
例えば、ファッションの世界では「靴下が最高」とか「ネクタイの結び目がハンパない」のような局所的な話にはなりませんよね?
つまり、トータルのバランスやさじ加減が絶妙な人を「センスが良い」という。全体へと上昇するのか、部分に下降するのか。このベクトルの向きの違いでセンスとスキルは区別できます。
意図的に「不便さ」を生むルールで、街を刺激せよ
渡邉 拓哉山口県農業協同組合周南統括本部 営農センター長
記事より…
商業施設も風が通り抜ける、全部が「外」の施設にしたら新しい。外で食べる料理は美味しいですし、寒い中で温かいコーヒーを飲むのもいい。気候と体験がリンクすると、より強い思い出になるので、全部快適にするのではなく、多少の「不便さ」のある場を作りたいです。
七尾 斬新ですね。でも、たしかに猛烈に暑いときと寒いときはのぞいて、商業施設の飲食店はテラス席のほうが賑わっていますよ。
谷尻 そうなんです。だから建物の設計以上に「影」の設計が重要なんです。影を設計すれば、必ず人はそこに居座って、食べたり話したりし始めます(笑)。今は影がないから室内を求めますが、影があって風通しがいい場所なら居心地がいいですよね。
チェーン店の時代 終結
渡邉 拓哉山口県農業協同組合周南統括本部 営農センター長
記事より…
「これからは情報産業とサービス業だけになる。小売業
もなくなる。すでに製造から小売りまで一体化したがそれでは足りない。デジタル化は消費者個々人の嗜好を生産に直結できる可能性を持つ。製造から顧客まで、川上から川下までをつなぐエンドtoエンドの姿に変わる必要がある。電子商取引(EC)と小売業が融合し、存在意義のある企業だけが生き残ることになる」
「顧客のためになっていない企業は淘汰される。それが世界レベルで進む。その中心概念になるのがグローバル化とデジタル化だ。ECと小売りがすべて融合したような企業体を目指す」
――店舗のあり方も変わります。そもそもリアルの店舗は必要ですか。
「店はすべて建て替えないといけないかもしれない。デジタル化で消費者はどこでも服を買えるようになった。逆に店舗は『そこでしか買えない』商品やサービスを提供する場になる。着こなしの提案から商品情報の収集まで、地域に根ざしながらも世界中の人が集まるような店だ。店舗を標準化するチェーンストアの時代は終わった」
豪雨 51人死亡 3人重体 48人安否不明
渡邉 拓哉山口県農業協同組合周南統括本部 営農センター長
注目コメントコピー…
「過去に経験したことがない」という表現をよく耳にしますが、今回の大雨はまぎれもなく「過去に経験したことのない」広い範囲の長時間豪雨です。これまでも線状降水帯による豪雨はありましたが、範囲は限られていました。これほど広範囲の豪雨は、台風の時に起きますが、台風は時速40キロ前後の速度で通り過ぎていきます。今回は、例えるなら、複数の台風が同じ場所に2日も3日も居座っているようなものです。短期的な分析では台風が不幸な進路を取ったために梅雨前線が異常に刺激されたことですが、やはり根本にあるのは地球温暖化です。今後もこうした大雨は頻発すると思われます。防災、治水の概念を変えて対応すべき時期だと考えます。
NORMAL
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