下地 寛也

このコラムを書いたコクヨの下地寛也（しもじかんや）です。 過去３回のコラムのタイトルが以下ですが、 ①プレゼン上手は「10位」から話を始める ②話がつまらない人に共通する3つの"ない" ③人を動かせない話し方「3つの共通点」 記事の人気度を見てみると「下手な人は・・・してしまう（②と③）」の方が、「上手い人は・・・している（①）」より読んでみたいと思わせるタイトルなのかもしれないと感じました。（もちろん①のタイトルがイマイチだったり、全てがそうとは言えませんが）。ちょっとした表現の違いによる影響の差をここでも感じます。

こちらのコラムおよび書籍『プレゼンの語彙力』の著者、コクヨの下地寛也（しもじかんや）です。たくさんのコメントありがとうございます。 プレゼンの本質は「本当にその内容が良いと思って伝えているのか」とか、「重要なポイントをシンプルでロジカルに伝えているか」といったことだと思っています。 ところが、私の普段接している方々も、せっかくアイデアや内容は良いのにちょっとした言い方がイマイチで損をしている残念な人がたくさんいます。 一方、話を伝えるのが上手い人は「もったいぶらすに結論から言いましょう」（結論から言う）とか「大切なのは○○ではなく△△です」（他と比べて際立たせる）とか「一言で言うと○○です」（短く言い切る）といった伝わりやすさをあげるボキャブラリー（語彙）をたくさん持っている気がします。 そういったちょっとした言い回しの差を意識するだけでも伝わりやすさが格段に良くなると思い書きました。その中でもコラムにあげた「緩急」「数字」「エピソード」は特に大切な視点だと思います！ ありがとうございます。