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濱口秀司さんに聞く100%成功するプレゼン(1)「美しいプレゼンテーションは、最初の3分でわかる」 - SHIFT:イノベーションの作法
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①〜③まとめて 「何か突っ込まれたときにどうするかについても、いくつか手法があるので、ぜひ覚えておいていただければと思います。 まずはとにかく、0.5秒で答えを考えることです。質問や突っ込みに対して、短い時間で必死に考える。そして、2つアウトカムがあります。 1つは答えを思いつく場合。その場合は、すぐに答えを言えばいいだけです。 しかし大概は、答えを思いつかなかったりします。その時は「なかなか鋭い質問ですね」と褒めることです。続けて「正直に言っていいですか、その点は考えていなかったです」、そして「すみません。プレゼンを最後までやりたいと思うので、今おっしゃっていただいたことはメモして置いておきます。あとで答えますので、今はこのポイントはクリアしたと思って聞いてください」と言います。この順番で言えば、通常の人間関係ならみんなぐっと我慢するので、最後までプレゼンが止まることはありません。 面白いのは、もし、その後のプレゼンでピラミッドと階段状のルールがきちんと守られていれば、おそらく最後までものすごくうまくいくはずです。そして、90%くらいの確率で間に挟まれた質問を忘れています。 それで終わってもいいのですが、プレゼン中に答えが思いつく瞬間もあるでしょう。聞いた相手も「もういいよ、OK」という心情になっていることが多いですが、そこでさっと「前半に出た質問なのですが、答えを思いつきました」と言えれば、さらに良いプレゼンになります。もしくは、答えを思いつかない場合でも「いただいた質問に対しては、1週間後に考えて持ってきます」と回答すれば、「なかなかいい奴だな」という印象で終われます。」 基本ルールを念頭に、相手のことを考えながら毎回違うプレゼンを作ることは、プレゼン能力の向上につながります。ランダムに作るのではなく、基本ルールに従ってプレゼンを10回考えると、頭の中のトレーニングになります。プレゼンの論理構成自体をWhy・How・Whatのようなテンプレートを決めてしまうと、思考停止になりかねません。思考停止でプレゼンを10回作るのと、型式はないけれど大枠であるルールを使ってカスタマイズしたプレゼンを10回作った人とでは、ものすごく大きな差がついてきます。 ○期待値コントロールをすることで、相手のツッコミにも対処
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濱口秀司さんに聞く100%成功するプレゼン(4)「オンラインのプレゼンがリアルより強力に機能するアプローチとは?」 - SHIFT:イノベーションの作法
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そこで僕が実際やっているのは、議論を書きつけながら進めることです。自分1人でやれないこともないですが、もう1人ほかに書記をやってくれる協力者がいるとベターです。ルールとして、書記には「100%、僕の言うことを聞いてください」と伝えておきます。 まず画面上に、ワードを立ち上げます。それを、本や文章を書く人が構造化するために使う「アウトライン」モードにします。アウトラインモードでは箇条書きで文章を書いていけるので、そこに階層ができます。箇条書きの下にまた箇条書きができたり、下位の階層を畳んだりすることもできます。メインテーマを話しているときは、下位のテーマは畳んでしまうなどの伸縮が自在です。 僕が「あなたがおっしゃっていることは、こういうことですね?」と整理しながら、書記さんにはその通りにまとめてもらいます。その人の発言が空中に浮かないで画面上に止まって、誰でも文章で見ることができるのです。画面上に全員が見ながら議事録ができ上がっていきます。 みんなが好き勝手に話すことを僕がまとめるときには、僕なりの解釈が入りますよね。発言した人が「表現が違うよ、濱口さん」と訂正することがあります。じゃあ書き直しましょうと、書記に書き直してもらいます。また、議論が進んで「それって3つのことを言ってますよね?」と僕がまとめて、その人がOKと承諾したり、ということもある。これを繰り返していくだけです。 そうすると、みんなが言っていることが言語的な温度感として伝わるし、通信状態が悪くても可視化されます。周りの人が見ているなかで、みんなの意見がきちんと単純化されてキャプチャーされていきます。さらに「言っていることを2つに分割すると、こういうことですよね?」などと整理していきます。例えば「一番気になるライバルの行動はなんですか?」などとブレストするときでも、意見がその場で共有されて、どこかに消えずに残っていく。このやり方だと、議論が構造化されるし階層化されるしで、すごく効果的でむちゃくちゃパワフル。WEB会議でも効率的に会議を進められます。目の前で同じ画面を見られる点において、むしろ通常のミーティングよりも上位互換で効率がいいです。
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