ライブコメントを表示

ライブコメント
コメントを非表示
VIDEO
2024年2月11日 公開

【大量転職】3兆円ベンチャーの、日本人採用がすごい

日本人の技術者が海外で引っ張りだこと言うと家電のイメージかもしれませんが、いまは「電池」が凄いことに。急速なEVシフトが進む中、中国が握るバッテリーの市場を奪おうとする各国企業が日本人技術者に注目しています。テスラの元幹部が北極圏の小さな町に立ち上げた3兆円ベンチャーは日本人を大量採用。脱中国に向け、EV100万台分の電池を供給する計画をぶち上げましたが、取材を進めるとこの計画が色々ヤバかった…。経済安全保障も絡んだ壮絶なEV戦争の最前線をレポートします。

<出演>
Ray:鳩山玲人(鳩山総研所長/投資家)
Nao:後藤直義(NewsPicks編集部)
Yuzu:岡ゆづは(NewsPicks編集部)


(デザイン:國弘朋佳/撮影・編集:後藤直義、栗原良介、岡ゆづは/制作補:佐藤烈、王芸杉、柳橋泉紀/ディレクター:伊藤大地/プロデューサー:小西健太郎)
出演者:
コメントする
Pick に失敗しました
人気 Picker
来週からは、毎週土曜に伝書鳩は放送します!そして、皆さんのコメントが本当に素晴らしく、ぜひ一緒に伝書鳩を作ってゆくノリで、これからも賛否含めて投稿をお願いします🙇

今回のノースボルトは、北欧スウェーデンに本社を持つ、2016年創業のメガベンチャーです。これから電気自動車などが増えてゆく中で、中国や韓国ではなく、ヨーロッパ発の電池メガベンチャーがどうしても欲しいという悲願から、生まれた会社です。

現場は氷点下10度以下で、とんでもなく寒かったのですが、人口わずか1000万人のスウェーデンから、7年で、兆円単位のお金を集めてしまう、メガベンチャーが生まれてくる勢いは、目を見張るものがあります。

そしていかに日本人の電池技術者たちが、世界的なレベルのものづくりをやってきたのかを、海外スタートアップでに活躍を通して、実感できたことも嬉しかった。

ちなみに世界では、イーロンマスクのテスラで働いていた幹部たちが作った、テスラマフィアと呼ばれる起業家たちが続々とメガベンチャーをエネルギー部門で作っており、ノースボルト創業者のピーターもその一人です。そうした起業家物語としても、ぜひ知って欲しいストーリーです!
今年3兆円での上場が目されている、北極圏の電池ベンチャー「ノースボルト」。元テスラ幹部が立ち上げた会社で、実は日本人が技術のコアを握っているという噂を聞きつけ、現地を取材しました。

すでに2兆円近くの資金を集め、フォルクスワーゲンやボルボなど、欧州の大手車メーカーから受注している。EV100万台分の電池を作れるギガファクトリーを、世界に何個も建てる計画を発表済み。
この「負けられない戦い」において、ノースボルトは今どこまで進んでいるのか。ここで日本人技術者はどのような役割を果たしているのか。電池づくりの難しさはどこにあるのか。貴重な現場映像とともに、お届けします。
工場やその周辺の動画は、規模感などのイメージが湧きやすい!そしてNorthvoltは久しぶり感。

動画の歩留まりの話は、なかなか厳しい現状。
低い歩留まりは、連続する多くのプロセスの中で不安定な部分から発生することが多い。色々なパラメータの組み合わせゆえに、あっちを変えればこっちが変わりとなり、解消するのは職人芸。現在だけでなく量産に向けてスピードや規模を上げる過程でも、常に調整との闘いになると思う。
そして規模の経済でコストを下げても、歩留まりでコケると、その影響も大規模。動画で再利用の話はあったが、再利用するにもプロセスコストがかかる。出荷した後であれば、電池はエネルギーの塊で安全面への影響が多いので、リコールや賠償リスクも大きい。
こういった歩留まりの話も背景か、VWも一時より電池戦略を多角化していたとも思う。

動画でいつからどれくらい量産するかという論点がある。これはNorthvolt自身の歩留まりだけでなく、顧客の欧州自動車メーカーのEVの競争力や、欧州含めた世界のEV推進策(ICE規制)にも影響される。
昨日のポッポーでもコメントした点だが、一時のEVブームから現実フェーズに突入。HVの需要が伸びたり、ICE規制が計画通りに進むか、VWのEVモデルの拡販がモデル増とそれぞれの販売含めて上手くいくか、疑問符・不確実性が多い状況。

最後は、日本の技術者が活躍している点。喜ばしくも悔しくもある。
動画の冒頭にもあるが、関西圏は電池周りが多い。GSユアサや三菱グループとのJVのリチウムエナジージャパンが代表。あとは旧三洋の電池事業も淡路島。日本でこういうスタートアップを立ち上げたり、電池企業を集約してグローバルに戦えなかったのか。これは半導体、液晶、太陽電池などとも似た歴史だと思う。
TDK傘下のATLは、TDK出身者・非日本人の経営者で、出島的に大きくなった企業。下記の記事が面白かったのだが、この流れで、パナから出島的にやって、またそこに色々な日本企業に限らない技術者や資本を集める形となっていれば、とても面白かったのに、と思う。
なお、日本だとPowerXの社外取締役にNorvoltのCOOがいて関係性に注目している。

パナソニック、テスラに懸ける「窮地救った1本の電話」
https://newspicks.com/news/9551364
ディープテック系ベンチャーがExitに向けたファイナルステージを迎えている姿、ヒリヒリしますね。やるべきことは量産成功の一択、これに向けて全社員が一丸となる、成功しなければ全員解雇、ストックオプションもパー。

ラボで試作→成功 ※ここで顧客からLOIもらう
パイロットプラントで試作→成功 ※ここで顧客から注文をもらう
量産プラントで上市品生産→物性未達(含:ロット間のばらつきや不具合品の発生)

というのは以前携わっていた化学品でもよくありました。このチャレンジを、北欧の地で、世界中から集まった優れた技術者の多国籍軍でチャレンジするというのは、ドラマがありますね。
すごいですね。それにしても、なぜパナはすべて持っていながらここまではできなかったんだろう。プラズマでの大失敗がトラウマだったのかな。とすれば「失敗から学ぶ」ってどういうことなんだろう。
こういった取材の動画は、PRにおいてとても勉強になります。
スポークスパーソンに何をどのように話させるか、そもそも複数人が話してよいのか、会社の展望と計画をどこまで語るのか、など、
事業の可能性は未知数でわからないとはいえ、PR戦略をきちんと練っている企業は後々強いと感じました。
Northvolt知らなかったので、日本人技術者が多く働いていることもはじめて知りました、驚きです。glassdoor上の評価も3.9と上々ですね。日本と働き方が全く違うというコメントがありましたが、給与面なども含めて是非労働環境の違いも取り上げていただきたいです!

オリジナル番組ラインナップ

音声番組ラインナップ