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【林 良太】バカにしてくれて、ありがとうございます
川合 宏明株式会社decentier 執行役員
会社の人格は経営者の人格。
メモ
一緒に働く仲間たちに対して、強く意識しているのは3つだけです。第一に、本人がやりたいと思える仕事と会社がやってほしいことが合致していることです。
1週間のうち5日も仕事をするからには、やっぱりやりたいことをやって楽しんでほしい。採用時にはミスマッチがないか、かなり慎重にすり合わせをします。
第二は、性格がいい人を雇うこと。これは社内の環境を良くするためです。
第三に、フェアな報酬を支払うこと。オフィスをかっこよくしたり、経費を無駄に使ったりするのが大嫌いで、そんなお金があるならみんなの給料を上げたいと思います。
社員にいつも言っているのは、とにかく家族を大事にしてほしいということです。
もし、この商談に出なかったら億の売り上げを失うけれど、家族が病気になっている、そんな事態に遭遇したら迷わず家族を病院に連れて行ってほしいのです。
売り上げは後からつくれますが、家族は取り返しのつかないことになるかもしれません。仕事のために幸せの基盤を失うようなことがあってはならないと思っています。
【中川政七】良いビジョンを掲げると、会社の質が変わる
川合 宏明株式会社decentier 執行役員
ビジョンは、創業当初のスタートアップには必ずある。
でも、3年、5年の壁を乗り越えていくたびに形骸化して、日頃の売上、利益重視になっていく。
そこから横ばいや微増の中小企業化するか、エクセレントカンパニーになるかの分岐点にまた、ビジョンがあるか、それが社員に浸透されているかが問われるイメージ。このビジョンに共感した人材達で構成された人的資産が競争の源泉になるから。
昔、ある人が大阪城の石垣を積んでいる職人さんたちに、
「何をやっているんですか?」
と聞いた。
職人さんの一人が、
「見ればわかるやろ? 石、積んでんねん」
と答えた。
同じことを別の職人さんのグループに聞いたら、
「日本一の城を造ってるんだよ。これは平和の象徴になるんだ」
と答えた。その2つのグループの石垣の出来は、もう全然違ったといいます。
私たちも物をつくって売っているけれど、やはりビジョンが社員のモチベーションアップにつながり、ひいては商品やサービスの質に反映されるのだと思います。
【中川政七】「いい街」とは「いい店」がたくさんある街
川合 宏明株式会社decentier 執行役員
メモ。
「伝統」がつくと進化が止まる
一般的に「工芸」といえば、伝統工芸を指します。しかしなぜ「伝統」という言葉がつくのでしょうか。
自動車産業だって100年以上の歴史がありますが、誰も「伝統自動車産業」とは言わない。それは自動車がハイブリッド車ができたり、自動運転車ができたりして、今も進化しているからでしょう。
しかし工芸はあるとき進化を止めて、生活から取り残されていきました。
昭和49年に制定された「伝統的工芸品指定」をご存じでしょうか。「こういうものが伝統的工芸品です」と決めて、その条件を満たしたものだけが、丸に「伝」の字が入った「丸伝」というマークをつけていいと法律で決まったのです。
(出所)経済産業省「伝統的工芸品」のページ
おそらく当時横行していた偽物を取り締まるためだったのでしょう。ところが数奇なことに、この法律がその後の工芸の衰退を招いてしまう。法律ができた10年後ぐらいに、工芸はピークアウトして売り上げが落ちていきます。
つまり「こういう方法でつくったものだけが本物だ」と決めてしまうということは、モノづくりを進化させてはいけないということになる。
【直言】日本企業復活のカギは「脱・コンサル丸投げ」にある
川合 宏明株式会社decentier 執行役員
メモ。
日本の学生の優秀層が外資コンサルを含めた外資系企業に吸い取られていくのは、ある種の知的資源搾取だと思いますね。
コンゴのレアメタルなどの自然資源をアメリカが搾取しているという批判がありますが、それの変形ですね。
外資系企業でも過労死する日本人が目立ちます。
しかも、「竹の天井」と言われる状況と類似しますが、本人が本国人よりどんなに優秀でも、本国人出向者に出世でも給料でも水をあけられる。
日本人は、知的搾取されていることに気づいた方がいい。
ただ、これは若者が悪いわけではないと思います。
偽りの自己責任論を振り回して、日本企業が知的搾取を上回る利点を提供できなかったのが一番の問題ですね。
NORMAL
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