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世界をリードする企業を愛知から創出。日本最大のスタートアップ支援拠点「STATION Ai」起工式 - ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース
エバースチール AI自動検収を実用化 東鉄・宇都宮で始動(日刊産業新聞)
名倉 勝CIC Tokyo ゼネラル・マネージャー
東大発のスタートアップのEVERSTEELさんが東京製鉄・宇都宮工場での実用化とのニュース。EVERSTEELさんは鉄スクラップから、鉄以外のスクラップを見分けるAIを開発しています。鉄スクラップの処理プロセスに鉄以外の金属(例えば産業的に多様されている銅など)が入ってくると、リサイクルした鉄の品質が大きく損なわれてしまいます。EVERSTEELさんの技術を使えば、人の目で取り分けていた異物を自動的に排除できれば、リサイクルは効率化できる可能性があると思います。
鉄鉱石から鉄を作るのには、還元などで多大なエネルギーが必要です。これからあらゆる製造プロセスでのエネルギー消費に厳しい目が向けられる中、本技術で世界中の鉄のリサイクルが効率化すれば、脱炭素に多大な貢献をするかもしれません。
社会課題に取り組むスタートアップ企業、政府が認証制度
名倉 勝CIC Tokyo ゼネラル・マネージャー
政府も関心があるインパクトスタートアップを支援するため、認証制度を検討しているようです。この認証制度ですが、①日本の独自の規格でやるべきか(日本で認証を取っても海外進出する際にBCorpなどの認証の取り直しなってしまっては二度手間。それだったら日本発の国際規格を作った方がよい)、②政府がどのようにかかわるべきか(社会・経済の動きにあわせて基準が変わるべきな気がしますし、高度な審査能力が求められます。また、政府がやってしまうと一度認証したものを取り消しをしにくくなってしまう気がします。)などなど、考えなければいけない問題がありそうですね。
いずれにせよ、社会課題への取り組みやソーシャルインパクトを評価していくのは今後必要になってきますので、応援したい取り組みです。
シカゴ大学ら名門米国大学がスタートアップ支援に数億円を計上(Forbes JAPAN)
名倉 勝CIC Tokyo ゼネラル・マネージャー
シカゴ大学とテュレーン大学が、スタートアップ投資のための資金を確保したとのこと。特にシカゴ大学は大学の運営する基金から2500万ドル(30億円超)の確保。こういった基金は多額の資産を運用し、その運用益からこのような取り組みを行います。
日本の大学は、国の資金に頼ることが多く、独自資金でのVCファンドの設立は多くはありません。アメリカの大学のように運用益で大学にまつわるさまざまな取り組みを行うことを目指すのが政府の推進する10兆円の大学ファンドです。2022年に設立されていますが、今後、どのような運用を行うのか、運用益をどう使っていくのが注目されています。
現状と課題から考える、多様性のあるスタートアップ・エコシステムへの道
ユニコーン100社目標、政府 スタートアップ5カ年計画
名倉 勝CIC Tokyo ゼネラル・マネージャー
政府のスタートアップ5ヶ年計画が発表されました。正直なところ、ユニコーン100社という目標は意欲的ではあるものの、これまで議論の延長線上の計画の発表という印象です。
そもそもユニコーン(評価額1,000億円以上)は、1億円を誰かがあるスタートアップに投資して0.1%のシェアだけをとることにすれば、評価額が1,000億円と見なせて誕生するものです。そのため、市場で投資が加熱すればスタートアップが何もプロダクトを出さなくてもユニコーンは量産されます。政府も、報道も、そこをわかった上でこういった目標を掲げて報じて欲しいなと感じるところです。ちなみに、こういった政策で産み出されたユニコーンが、米国のセラノス社のような事象を引き起こすと、一気に信頼を喪失してしまうので、政府も投資家も慎重になっていただきないとも思います。
5ヶ年計画の内容としては、非常に荒いもの多いですが、個人保証の不要化、ディープテックの支援、海外投資家の呼び込みなど、是非達成して欲しいものも多く含まれているので、今後に期待したいところです。
NORMAL
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