堀辺 憲

「ゆくゆくは、営業マテリアルである「資料」だけにとどまらず、オンライン営業のさまざまなタッチポイントをオールインワンで作成・管理できる顧客獲得のプラットフォームへと進化させたい」（抜粋）とコメント通り、Acqusition Mix（顧客の獲得活動のミックス化）が進む時代を見通したサービスに成長させていきます。

営業の業務プロセスは実に複雑。メールで資料を送付して、電話で確認して、顧客管理シートに反映して、とここまで当たり前のように聞こえますが3つのプロセスにそれぞれ別のアクションやデバイス、ソフトウェアが必要になります。しかも、こちらの都合とタイミングでお客様の都合にあわせていないのが最も大きな課題です。

資料共有とその後のさまざまな営業連絡の負をなくしたいと思い開発しました。また資料共有や電話、その後の顧客管理といった分断された業務をひとつにつなげることにも注力しています。

営業職の業務範囲は実に広く、見込み顧客のリストアップから顧客へのアプローチ、ヒアリング、提案、見積書作成、納品、カスタマーサポートなど、見込み顧客の集客から獲得、その後のリテンションに至るまでをひとりの営業職が担うケースが多く、営業プロセスにおいて時間とコストがかかっています。この営業における負の当たり前だった慣習を、nocoセールスで変えていきたいと思います。

ひとつひとつの記事にはとてつもない時間とそこに至るプロセスと思考。そしてジャーナリズムや記者魂、企業や生活者との絶え間ないリレーションと信頼づくりがあります。 今、ヤフトピやLINEニュース、SNSなどスマホで誰でもかんたんにニュースや記事を読める時代となりました。接点機会という意味では読者の層は拡大しているのかもしれません。一方で、そのニュースや記事の背景に何が横たわっているのかなど、ひとつひとつの記事と向き合う時間や機会が喪失されているのではと感じていました。また「情報感度」と呼ばれる情報に対してのキャッチ能力やインサイトも個々人によって大きなばらつきや乖離が生まれているのではないかと。 ナレッジ共有は得てして、社内の情報にフォーカスがあたりますが、ナレッジは社外だけに限りません。メディアの皆さんから毎日配信されるひとつひとつの記事、そしてその記事を読むチームの仲間がどう感じたのか、どんな意見があるのか、これも大切なナレッジであり、資産だと考え、このたび新機能としてカタチにしました。

NotionやCodaが代表するようにドキュメント作成するだけのエディタから、組織の情報共有から活用までをカバーするサービスにフェイズを移しています。複数のSaaSをAPIやWebhookでつなぐことの難しさやそもそも複数のツールを導入する管理・維持コストも背景にあり、単一機能のSaaSからより複数機能を有したHorizontal SaaSが注目されています。

『ただ単にマニュアルを共有するだけであればストレージサービスなどを使えばよい。そうしなかったのは同社が共有以上の役割を求めていたからだ』 まさに、ここ。情報共有は多くの企業でファイル形式によるファイルストレージでまとめているが、ここから何も進んでいない。格納すれば終わりと考えていて、自分のファイルがそこにあればいいと考えているので、共有などのアクセシビリティの概念が欠如している。結果的に、仲間の情報は見えず、知らず、利用できない環境が生まれており、ドキュメントを中心とした車輪の再発明に時間とコストを取られている。

電子カルテの導入をはじめ、まだまだデジタル化が十分進んでいない医療業務の領域があります。コロナウイルス禍のなか、医療業務は複雑且つ多岐化しており、医療関係者の負担が日に日に大きくなっていますが、業務効率化や安全対策をスマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスを活用しながら貢献したいと考えました。

長期化が予測される新型コロナウイルス感染症との戦いにおいて、最前線で奔走されている医療関係者の皆さんの少しでもお役に立ちたいと考え、数ヶ月程度のキャンペーンではなく、このたび1年間の支援プログラムを開始しました。スタートアップとして異例の判断ですが、社会の一員として少しでもお役にたちたいと思います。

マニュアル作成・共有に難しいものはありません。専用のアプリも画像編集に専用のツールも必要ありません。チームのナレッジに必要な機能をオールインワンで搭載。大切なことは、他にコストや時間をかけることではなく、チームひとりひとりのナレッジを誰でもかんたんに顕在化できること、そしてそのナレッジをみんなで使い、アップデートし続けられる慣習をチームに定着していくこと。そして、手が出せないような金額ではなく、従業員の皆さん誰もが使えるような価格帯であること。toaster teamは事業者さんのひとつのツールとしてお役に立てればと考えています。

事業会社であれば必ず存在するのがマニュアルや手順書、ワークフロー。不思議なことに当たり前のようにあるはずの存在なのに、どうも冷たい印象を持ったり、面倒という気持ちが生まれてしまいがち。灯台もと暗しではありませんが、会社や組織で働くひとりひとりの仕事や業務の尊さに本人が気がついていない。他社の成功事例やサクセスストーリーはまばゆく見えますが、実は皆さんそれぞれが持ってる知識・経験、メソッドもチームにとっては掛け替えのない資産であって、財産。管理のためのマニュアルやナレッジではなく、チームメンバーのナレッジがクロスしあえる環境が最も重要だと考えます。