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老舗が身売りする調剤薬局の深刻度
中村 守男(有)八幡西調剤薬局 代表取締役
2016年の記事「後継者不在に、薬剤師の採用難」
約3年たった今も、根本的な問題はずっと継続している。
この数年、企業がトップダウンで「”患者のための薬局ビジョン”に沿う薬局へ変える!」と舵を切りはじめた。しかし数十年も放置し続けてきた「スタッフの意識」まで一気に変えることは難しい。
この温度感の違いが「後継者不在に、薬剤師の採用難」を継続させているのだと思う。
市場原理から考えても、これからさらにM&Aは進む。しかし、どれだけ寡占化が進んだとしても、今後は「スタッフの意識」が高い薬局が強いと思う。
受け身ではなく、自ら考えて患者さんのために行動し、且つ、利益もあげることができるスタッフが在籍していることが、薬局企業の中核になる。
人を育てることを蔑ろにしたまま、地方の黒字薬局のM&A。
結局、その先に待っているのは「後継者不在に、薬剤師の採用難」。
だからこそ、これまで以上に”人を育てる”ことに、僕らは力を注ぐ。
「AI導入で二極化が広がる」成功する企業と苦戦する企業の差は?
中村 守男(有)八幡西調剤薬局 代表取締役
調剤薬局では、まだまだAIの活用がされていないと思います。
問題は2つかと。
①どの業務をAIに置き換えるか、という課題がはっきりしていない。
②AIに置き換えることを既存の薬剤師がブロックしている。
①は、深く考えれば解決できるので問題ないですが、②の方が根深いですね。
医療費削減のために診療報酬は必ず下がる。であればAI導入して、薬局スタッフが別の保険外健康サービスを作る。薬というプロダクトだけに留まらず、そこから得られる情報を元に新しい健康サービスを作るのみ。
ただ、今のところ新しい健康サービスの正解が無い。だからこそ、今のうちにどんどん新しいサービス作りに挑戦してヒットを作る…そんな人材を育てることが、最重要課題ですね。もちろん弊社も挑戦中。
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