政治参加と「1人の哲学」/31
毎日新聞
2021/4/18 12:00(最終更新 4/18 12:00)
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2019年夏の参院選では、れいわ新選組から10人(比例代表9人、東京選挙区1人)が立候補し、比例代表で2議席を獲得した。その躍進を支えた一人が、女優の木内みどりさんだ。選挙期間中、立候補者が集結した大規模な街頭演説会を東京都内3カ所で開いているが、その全ての司会を木内さんが引き受けた。いずれも3~4時間に及ぶ長丁場だ。このうち私は新橋駅西口の通称SL広場で行われた「れいわ祭」を取材している。そして聴衆の「熱」をあおる司会に圧倒された。【企画編集室・沢田石洋史】
れいわ新選組の街頭演説会で
まるで、スポーツの実況中継のようだった。れいわ祭がスタートして約2時間半後、代表の山本太郎さん(46)が現れると、木内さんは絶叫調でその名前を読み上げた。「さあ、そろそろ、そろそろ…
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